クリスマス・ディー

25日の朝、外を見ると昨夜は降らなかったよう。でも駐車場は5cmの新雪。
今回は一か月前の感謝祭の時と違い、かなりのゲレンデとリフトが開いている。キャニオンロッジが開いているので、歩いてゲレンデに出られる。
9時過ぎのクリスマスのゲレンデは思いのほかスキー客は少なく、空いている。おそらく皆昨夜が遅かったのであろう。曇っているが、明るいので凸凹も見える。ゲレンデの新雪は15cm位あり、十分に表面をカバーしている。

今回から夏に日本で買ってきた新しいミズノのジャケット、白内障の人でも見つけ易いように目立つ色に
佐野さんは2週間前の白内障の手術で、アメリカはすぐに起訴されるから。ドクターからは表向きには2か月間は激しい運動をしないように、と言われているが、個人的には、無理をせずスキーを楽しんで来てと言ってもらえたとか。

キャニオンロッジからリフトにのると隣の女性が話しかけてくる。日本人だと言うと、彼女は今月の31日から長野と北海道にスキーに行くのだという。

一本目はローラコースターを流す。ここは問題無し。雪は新雪でエッジを立てやすく、気持ちよく滑れる。カバーも問題無し。しいて言えば薄曇りの斜面に日が射したらかなり良いコンデション。5番の横には新雪が残っている。雪が良いと気持ちよく滑られる。

5番の斜面は貸し切り状態です

スタンピーの駐車場も、リフトラインも空いている。
雪が良いと、つい佐野さんも気を入れて滑るようで、それが目に圧迫がかかり良くないらしい。「目の玉飛び出そう」と言いながら、つい力が入ってしまうようだ。暫く運動をしていなかったので、それが気持ちいいのだというが、ほどほどに。佐野さんがマッコイで休んでいる感に4本滑ってもどると、佐野さんもフェースの裏を滑ってきたという。

カフェテリアもだんだんと込んで来て、佐野さんと同席していた家族は世界中に家を持つて方々に行っているフランス人で、日本は大好きな国だと言ってくれた。日本の評判はともかく良い。悪く言うのはマスコミ、反日に煽られた中国と韓国だけ。そんな彼らも日本に来たことなある人はみな日本が好きになるのを知っている。

今日はクリスマスで、リフトのアテンダントもクリスマスソングを口ずさんでいたりする。実は私は普段からポールにクマよけのカウベルを付けている。その音が時たまシャン、シャンと聞こえるので、今日は何度もその事で声をかけられた。ジングルベルである。

どこを滑っても今日のゲレンデはいい。佐野さんの目玉が飛び出さない様に抑えて滑るが、ついつい、止まらないでフェースの斜面から一番下まで気持ちよく滑り下りると佐野さんもすぐ後ろに付いてきている。今日はレースコースも一般用に解放していた。ブロ−ドウエーでは雪を作り始めた。何本かノンストップで滑る。ミルカフェでホットココアを飲んで一休み。だんだんと込んで来た。


ミルカフェ
そこから徐々にキャニオンロッジへと移動をしていく。やっと晴れ間が出てきた。やはり晴れた空の下でのスキーは気持ちいい。佐野さんの目玉が落ちたら拾ってやろうと後ろを滑るが、落し物はないようである。

気持よく滑る佐野さんの後を追う

キャニオンロッジへと滑り降りる
シャモニーからキャニオン ロッジからシャモニーまでは駐車場を横切らなければならない。その地面がテカテカに凍っている。子供が滑って転んで泣いている。そんな駐車場にバナナの皮を捨てる神経が分からない。

シャモニーに帰って、持ってきたレンコンの煮物とかぼちゃの煮つけで一杯。それからジャグジーに行った後、クリスマス・デナーの用意をする。メインは鶏肉のステーキ。これは塩レモンと梅肉とポン酢に一晩マリネしておいたもの。

聖しこの夜は暖炉の灯とともに更けていく。