スキーシーズン

例年より早い春の訪れである。
今回は何時もより早く、3時に佐野さんとサンタモニカを出発。最近は日が長くなり、午後7時過ぎまで明るい。

マンモスの街に8時に到着、何時もだと遅い時間で間に合わない「ストーブ」に夕食に寄る。随分久しぶりの僕らがマンモスに通い始めた30数年前からある家族経営のレストランである。ここのおすすめはミートローフとラアザニア、ワインを飲みながら待つと美味しい自家製のカステラのように柔らかいパンケーキと出来立てのマフィンが出てくる。

サラダは冷たくてパリパリとして美味い。メインの食事が出てくると、これがまたすごい量で明日の朝食もこれで充分。ホームメイドのマッシュとポテトと、旬の野菜焼きが添えられ、凄く美味い。

これでワイン一本飲んで二人で47ドルは今日びありえません。ワインはボトルで12ドル50からそこそこのワインを飲める。先日行ったエルエーのレストランはボトルが最低30ドルからでしたし、マンモスの街なかで食べても結構するから、ここがどんなに庶民的な値段か判るでしょう。

土曜日、朝起きると快晴。週末には天候が崩れるという予報だったが、今日は大丈夫なよう。今期シーズンは年が開けてからの積雪が少なく、何時までマンモスは滑られるのか?マンモスの雪を心配している人が居て、今回こちらに来る前に、3人くらいから「実際のアップデートのスノーレポートをお願いします」と、言われていた。


キャニオンロッジ、まだ充分の雪が残っている
パトロールやホストの人と話して情報を得たところによると、マンモスは5月27日のメモリアルウイークエンドまで営業を続けるつもりだそうだ。
これは期間としては早目に閉まった昨年と同じだが、キャニオンロッジは4月21日の日曜日で閉めるという。これは去年より一週間くらい早い閉鎖である。

今までの経験では春になるとマンモスでは、毎週1フィート、約30cmずつ雪が解けて行く。今現在マンモスのメインロッジは、70インチの深さの雪があるから、4月21日まではゲレンデは充分カバーされて問題なく滑られると思う。それ以降は、全体の半分以上が閉められ、メインロッジを中心にしたスキーとなる。

さらに5月初め位からは上から雪を持ってきて下のゲレンデまで繋げる作業が行われると思うので、ゲレンデは段々と狭くなっていく。それでもスタンプアレーが開いていれば充分に楽しめる。条件次第では5月初めまで5番リフトも動き続ける可能性がある。5番が動いていれば、より広いエーリアでのスキーを楽しめでしょう。


朝8時半から滑り始めると、もうすでにしたの方は緩み始めていてローラーコーストは今が一番のすべり時だった。
2番リフトに移動してマンボ、スタンプアレーを滑る。一ヶ月ぶりのスキーは脚にくる。

フェースの裏を行くと、コーニーの下でレースをしている。ダウンヒルでレーサーが目の前をかッ飛んで行く。やはり我々のスキーとは別物である。

11時前にはもう佐野さんがマッコイに休みにはいったので、私は一人でもう2本滑ってから、合流する。窓辺の席で外を見ながら、持参のビールを飲む。おつまみは味好みおつまみセットと昨夜作ってきんぴらごぼう。持参のビール5本を飲みきり、佐野さんのリスエストでロンブアイランドアイスティーをバーから追加。

窓の外で集合写真を撮り始めた団体に、着ぐるみの滑稽コスプレの滑稽な数人が加わる。さらマンモスのマスコットである真打ウイリーが登場すると、次々とウイリーに群がって写真撮影を求め、抱きつく女性たち、そのモテ具合をみて、佐野さんが「あの着ぐるみが欲しい」。その望みは男性は誰でも思うことでしょう。


やっぱりウイリーはモテモテでした
その後、山頂に行こといっていたが、酔っぱらいスキーになるからと中止。5番リフト乗り場に下りて、5番の裏からキャニオンロッジに抜ける。レッドウィングを数本滑って、今日は1時半には上がって、シャモニーに戻った。

5番リフト乗り場へ


5番の裏斜面


25番リフトへ向かう広い斜面にて

今日は嘉藤さんが来ているはずだが会えなかった。佐野さんが電話をかけると、朝ついた嘉藤さんは方方の知り合いのところで引っ掛かり、やっとゲレンデに着いたところだとかで、完全に行き違いでした。

ジャグジーに行って、それから佐野さんとワインを1本開けながら、夕飯の用意。今日は冷奴、チンゲン菜の炒めもの、ブリのみりん焼き、しじみの味噌汁、明太子、そして、ホタテの混ぜご飯。2本目のワインを開けて日本に帰った菊池さんとスカイプ。先日生まれたばかりの赤ちゃんを見せてもらった。可愛い。