月見酒雪見酒

年の瀬にマンモスに立つ。
前回マンモスに行って以来一ヶ月ぶりであるが、去年と違って今年は12月に大量の積雪があった。とりわけこの一週間で2メートル積もっている。

今回は何時もより早く、5時にサンタモニカを出発。道路は混んでいない。14号線に乗ると大きな満月のお月様が前方に顔を出す。月明かりに照らされ北へ向かう。道路からは方方にクリスマスのデコレーションが見える。アメリカではクリスマスのデコレーションは年明けまで飾って置くのが一般的であり、1月の最初の週末に片付ける。

インデペンデントから道路の横に雪が見え始め、フリーウエーを下りると道路が凍結している。ザ・ビレッジからシャモニーにいく登坂では一度停まるとチェーンを付けないと動けなくなる。気をつけて、進み、夜10時にシャモニーのコンドに到着した。気温は氷点下10度。

よく朝起きると曇りながら風はなく、良いコンデションの雪が滑れそうな予感。ゲレンデに歩いて行く。

キャニオンロッジが開いているので朝8時半、ゲレンデに向かう。今日は朝からこのユニットの屋根の雪下ろしをしている。7人ほどの作業員にカメラをむえると手を上げて答えてくれるんだよ。。ゲレンデに着くとすでに出遅れた感じ。パラパラと雪が降り始めているが薄曇りで視界は悪くない。

8番リフトから23番に乗って、裏の25番に入りてまた上がってくる。雪は吹けば飛ぶような軽い粉雪。




5番のリフト右側を滑る。荒らされているが軽い雪なのでおもしろい。
フェースからスタンプ・アレーに抜けると思った通り長いリフトライン。そういえば今日はニュースキーを持ってきた。良いスキーだがどうも重いのが珠に傷。でも安定性があり、新雪にも良いようである。

3番フェスの裏、表を滑り昼休み。雪がいいのでつい休みなく滑ってしまう。午後からは12番から裏に行って14番で戻る。新雪でも残っていればとの思いであったが、甘かった。メインロッジからスタンプに抜けてゴールドラッシュでキャニオンロッジへ戻る。

スキーでそのままシャモニーまで戻れるかとゲレンデのハズレまでいって、欲をだして、道路に滑りおりて、「しまった!」るったがすでに遅し。今朝の道路には滑り止めの砂が撒いてあった。砂といっても実際は細かい砂利であるからスキーの滑走面には細かい傷が付いてしまった。



シャモニーに戻ると雪下ろしはだいたい終わっていたが、部屋のベランダの前に大きな雪の壁ができている。シャベルでその雪掻きをして雪を駐車場側へ落とす。反対側からブルトーザーで雪を崩してくれるが、結構大変な作業です。さらに、ドア近くの雪を動かして光が部屋に入るようにする。雪国生まれの私はこの大変な作業を子供の頃からやってきた。

作業の後、ジャグジーにいって、雪見酒。
夕食は鶏肉を香料、塩、胡椒、醤油麹、にんにく、でマンモスに来る前からマリメートしておいたのをオリーブ油でこんがりと炒める。添え物は湯通ししたチンゲン菜にオイスターソースをかけた。


食後は日本の友達とスカイプ、今年帰国したks夫妻は来年赤ちゃんが生まれるそうである。そして新潟の某スキーリゾートに帰国したSKさんは普段は誰もいないコンドに付いた大きな温泉で裸でシンクロナイズの逆立ちをしたり、佐渡おけさを踊ったりしているという噂である。

恒例の散歩。片手に保温マグカップに入った熱燗。外は寒いが風が無いので心地いい。木の間に満月が美しい。