謹賀新年 & エピソード 28

皆さま、新年、明けましておめでとうございます。今年もプログの配信をしていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

例年になく早かった新潟市の雪も今は融けてしまっているが、年の明ける前に珍しく26日、30日と2度スキーに行くことができた。

初滑りの12月26日は雨の予報であった。しかし、新潟地区は佐渡に遮られた雲の流れが少しずれると、まったく天気予報が当たらない。特に今のような季節の変わり目には驚くほど予報が外れる。よって雨と予報されると、スキー場は雪になることを期待して出かけると、私の予想の方が正解のことも結構あるのである。

雪道を運転する経験値はかなり高いと思っているので雪の中の運転は厭わず、天候が悪くてもスキーに行く。今回も雨の予想に高をくくって出かけた私の予報が見事に当たり、スキー場に着くと霰が降り出した、その後も時たまお日様が顔をだす空模様でスキーには問題のない天候であった。

スキー場の駐車場で、スキー用のヘルメットのつもりでサイクリング用のヘルメットを持ってきたことに気づく。歳ともに、置き忘れなど本当にこういうミスが多くなった。友人のK.Sさんは先日電車に乗っていて人生で初めて若者に席を譲られたそうで「最近の若者も捨てたものではない」と言っていたが、きっと若者の前で私でも席を譲りたく成る様な物欲しそうな視線を送って立っていたのであろう。

 

サイクリング用ヘルメットは耳の部分のカバーがなく、頭の上部に空気が抜ける穴があるが、上からジャケットのフードを被れば問題なかった。

サイクリング用のヘルメットをした覆面スキーヤーでした

今期は胎内スキー場のシーズンパスを買っている。シーズンでシニアが1万8000円は安い。マンモスの一日分のチケット代である。胎内スキー場は新潟県の下越では規模、設備ともに一番まともなスキー場であり、一時間少しで行ける。

斜面は十分な雪に覆われていたが、まだ全面オープンではない。

新年前の30日にも2度目のスキー。天候は曇りで、若干高い気温、午後からはだいぶ雪が緩んできて、春スキーのようなコンデション。

 

先シーズンStockli の SLを買ったが、上級者、競技者からの評判はいいが、思ったより速いスキーでシニアの私にはアグレシブ過ぎる感じであった。そこで今期は同じStockli CXに買い替えた。買い替えたと言っても、Stockliは早くから予約をしないと日本ではなかなか手に入らない高価なスキーであるがタイミング的に急激な円安で価格が跳ね上がる前に予約できたのと、一年落ちの3度使っただけの2022年モデルは値段のあがった今年のモデルとデザインも同じであり、それほど値落ちしないでメルカリで売ることができたので上手く乗り換えることができたのである。

 

CXはSLよりだいぶ大人しくなったがSCよりはまだ少し速いスキーに感じるが、ターンが楽で切れるのでスピードコントロールできそう。他にアメリカから持ってきたSC とαがあるので今期は3本を使いまわしていこうと思う。

Stockli CX

すでに、1月2月はスキーの予定が埋まっている。スキーは屋外スポーツで、リフトも知らない人とは乗らないし、気を付けたらコロナに影響されずに楽しめるが、仲間と泊りで行くときは、直前の体調が悪ければキャンセルするつもりでいる。

エピソード 28

アメリカのホリデーシーズンはハローインが終わり11月になると一斉にクリスマスの飾り付けが始まる。多くの家が中から外までクリスマスの飾り付けがなされる。私もほぼ毎年家に2mくらいもあるクリスマスツリーを飾っていた。各地域にクリスマスの飾り付けで有名なストリートがあり、その通りでは家々が外から見えるように家の外を豪華に飾り付け、クリスマス前には見物の車で渋滞が起きる場所がある。

私もそういう有名スポットに何度も見学に行ったが、ある日本人の駐在の家族がそれを知らずにそんな地域に家を借り、一回目のクリスマスで驚いて肩身狭く過ごし、すぐに引っ越したという話を聞いたことがあった。大概それは年が明けた最初の週末に片付けられるまで続くのである。

 

アメリカの会社の年末年始は31日が半ドンで、元旦が祝日、それ以外は普通の日となるが、人々はカウントダウンで旧年が終わり、新年が始まる。家で過ごす人はテレビの前で、大勢の人と新年を迎えたい人は大晦日だけ遅くまでやっているレストランやナイトクラブ、繁華街の路上でその時を待つ。一番有名なカウントダウンはニューヨーク・タイムズスクエアのカウントダウンでその瞬間は世界中に放映されている。

 

しかし知っておかなければならないのはアメリカでは本土だけで東部から4種類、それにアラスカとハワイを入れると6種類のタイムゾーンがあり、カウントダウンは6回行われることである。テレビでは東部のニューヨークから始まり一時間ごとのカウントダウンが放映され、気分を盛り上げながらカリフォルニアのPacific Time Zoneの新年を待つ。

 

私はアメリカで結婚前は大体仲間と新年を迎えていた。レストランの他ではラスベガスとリノのカウントダウンにそれぞれ何度か行ったことがある。ギャンブル、カジノで一年中お祭りの街ラスベガスやリノでは中心街の路上でカウントダウンが行われる。その時だけは路上での飲酒が許されているようで、我々もカジノで手にいれたお酒をもって飲みながらカウントダウンの時を待っていた。大勢の人が電光掲示板に合わせて皆いっせいに、Ten, ,,,,Three, Two ,One, Hapy New Year!

 

そして、屋外のカウントダウンの会場では、ニューイヤーの瞬間には周りの人と(嫌がらなければだが)誰とでもキスをしていいとされていたのであった。皆酔っぱらっているから結構なノリでキスをし、されていた。30年も前のことであり今はコロナのせいもあり、あの雰囲気はなくなっているのであろうか?思い返せば古き良き時代のアメリカであった。

 

だいたいベガス、リノへ行く仲間にはSさんがほぼ毎回一緒であったが、繁華街で交通整理をしたとか、警官がいなかったパトカーの上にアルコールを差し入れたとか、カジノホテルのフロントの椅子で酔いつぶれていたとか、様々なうわさが残っているが、あくまで仲間内のうわさであり、定かではない。

晴れ、晴れのち曇り、時々快晴の楽しいアメリカ生活であった。

 

今週のミーちゃん