花火

42年のアメリカ生活から、日本に永住帰国して4か月が経ちました。
今は車がありまますが、車を運転しなくなってからも暮らしに困らない処をと思い、終の棲家を新潟市内に決め、5月2日に引っ越して、やっと落ち着いた感じです。東京まで新幹線で2時間、家からは、歩いて行ける公園、海岸、歴史的建物、盛り場と、いろんな散歩コースがあります。久しぶりの日本の夏は暑いですが、花火、お祭り、高校野球、温泉と日本の夏を楽しんでいます。

8月2日、日本三大花火大会と言われる長岡花火大会にいってきました。長岡花火は初めて見る感動的な花火大会でした。長岡の花火は空爆の犠牲者の慰霊と、復興を願い開かれています。72年前の8月1日、空襲の夜、長岡の女学校を終えた私の母は実家に帰っていました。夜10時過ぎ、電話機のあった母の実家にB−29の編隊が向かっているという空襲警報の連絡があり、母は伝令として町内班長さんの家に暗い夜道を走ったそうです。その帰り道にはもう、長岡の方面の空が紅くなりドォン!ドォン!と 音が聞こえてきたそうです。
広島への原爆の投下はそれから5日後の事でした。そんな話を母から何度か聞いていた私には、この初めて観る長岡花火は特別なものでした。

桜の花以上にはかない一瞬の輝き、花火。久しぶりに触れる様々な日本の文化は心に響きます。
来週はお墓詣りに上越に帰郷します。

長岡の花火大会の一部をご覧ください。




8月5日6日は新潟まつりでした。


新潟には佐渡の鬼太鼓座を初め県内に沢山の太鼓の文化があります。


新潟古町の芸妓さん達




白山神社の住吉行列

神輿

新潟の花火は家のベランダから良く観えました。