42年間暮らしたロスアンジェルスに2年半ぶりに訪問します。これは私にとって海外旅行ではなく『里帰り』です。旅行日記の感覚で読んでいただけたら幸いです。
ロサンジェルス訪問
9月4日・5日
長く暮らしたアメリカから永住帰国して2年5か月が過ぎた。ここまでは幸い健康にも大きな変化はなく、住めば都の新潟市内で悠々自適な生活を楽しんでいる。私の人生で何処よりも長く住んだ土地、ロサンジェルスはテレビでその地名を聞いただけで「どうした、何があった?」と、一番気になる場所である。
そんなロサンジェルスに帰国後初めての『里帰り』を半年前から予定していた。新潟市内に住み、国内海外旅行を一緒にしてきた同級生大瀧君に、『アメリカへ行くときには是非連れてってくれよな』と、2年前から言われていたので、彼と二人で渡米して、アメリカの親友Sさんの処に居候しながら三週間を過ごしてくる計画である。
9月4日、朝大瀧君と新潟駅で落ち合い、9時5分の新幹線で東京に向かう。新潟市の郊外に出るとすっかり秋の気配で、もうすぐ稲刈りの始まる稲穂が色づいている。
久しぶりの成田空港で、ひとつ前のターミナルで降りてしまった。大瀧君、私を信じ切って付いて来てはいけませんよ、ハハハ。アメリカ行きに関しては、私を信じ切っているので申し訳なかった。しかし、十分な時間があったので、余裕を持って第一ターミナルに移動してラーメンを食べて4時5分、予定通りの離陸。ANAの食事は美味しい。
何度も『ロスアンジェルスに帰る』と言ってアメリカの地を踏んで来たが、今回は「ロスアンジェルスを訪問する旅」である。大瀧君は初めてのアメリカで、約3週間、サンタモニカの佐野さんの処に居候しながらの滞在である。
LAXに着いた我々はレンタカーを借りでサンタモニカの佐野さんの家に向かう。帰国してやっと左側運転に慣れたのに、気を付けて運転しなければ。
まだ仕事中の佐野さんのいない家に荷物を下ろすと、以前住んでいたトーレンスに向かう。銀行により$を下ろし、マーケットで買い物して、私が住んでいた家の前で写真を撮って、裏のウイルソンパークなど懐かしい場所を訪れて、サンタモニカに戻る。
ちょうど、佐野さんが帰宅していて、去年、新潟で会って以来の再開。乾杯して、夕方近くの公園まで散歩。やはり日本と比べ湿度がなく、青空高く快適な気温である。
翌日、朝から動き始める。ダウンタウンのグランド・セントラルマーケットに行きお洒落なフードコートで食事。ダウンタウンの高層ビル群の中を散策して、リトル東京で全米日系人博物館で日系人の歴史を勉強。
グリフィスパークへ。ここからはロサンジェルスの全景が望める。そして、ハリウッドのチャイニーズシアター、ベバリーヒルスの豪邸を見る。しかし、ほとんど林の中。
ジェームス・ディーン主演の『理由なき反抗」(1955)のロケ地になったグリフィスパークの天文台
サンタモニカの海岸とプロムナードを散策する。