シュプール

新潟市中心街から少し南に行ったところに鳥屋野潟と言う大きな「潟」がある。おそらく一周したら8キロくらいある。久しぶりの晴れ間にサイクリングで新潟駅南口、鳥屋野潟、県庁、信濃川東岸を通る約21kmのコースをサイクリング。途中、新しいラーメン屋さんを見つけたり、農産物直売所、キラキラマーケットで地元の人の手造りライ麦パン、しょうゆ麹、焼き肉のたれを購入。潟にはたくさんのマガモが風の中で泳いでいた。もうすぐ渡り鳥であるマガモがロシアに帰る春が来る。

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2月も下旬になり、また朝から雪が降りだした24日、胎内に向かう。今年の2月は雪が多く、コロナ禍で他にあまり出かける事も少なくなり、スキーに行く回数が増える。スキー場に着くと、朝のうちに新雪の残っていそうな向かって右側の上級者コースから滑り出す。先日滑った急斜面は立ち入り禁止であったが、他のゲレンデの端にまだ荒らされていない雪が残る。深雪は低い姿勢から伸び上がりながらターンに入る、、か。上下運動で雪上を歩くようなリズムを掴むと気持ち良く滑れる。久しぶりに斜面に描くシュプール。一時は視界が悪くなる激しい雪。

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一時休憩。ヘルメット、ゴーグルを着けていると判らなかったが、私の様に一人で滑りに来ているシニアの外国人の男性が休憩場所に二人いた。こちらに住んでいる人だろうが、いまは母国訪問も出来ず、国内外を問わず移動を自粛していることだろう。ここもそこもソゥシャルディスタンス、我慢の時である。

最近はユーチューブを見たりして滑りの参考にして練習している。今日は主にしっかりと雪面を捉えた廻し込むスキー。そう簡単に出来ものではないが、どんな運動も考えながらやり続ける事が上達への王道である。何時かは動きが身について考えなくともカラダが動くようになる。続ければ必ず努力は報われる。 

 

今日最後の一本はタイミング悪く自衛隊さんと、高校生の団体にぶつかり、長いリフトライン。それでもどうしても滑ってみたい斜面をリフト上から見つけていたので、10分ほどライン待ちをして中央ゲレンデ横の林の中にあるあまり人の行かない急斜面を滑る。こんな斜面もあったんだ。 

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面白い斜面を見つけた、バンプは避けて、その横を滑る。

『英保健当局は22日、米ファイザー製新型コロナウイルスワクチンの初回接種で医療従事者らのコロナ感染が約70%減少したほか、高齢者の入院や死亡も75%強低減したと明らかにした』

ワクチン接種が進んだイスラエル、イギリスでは効果が表れ始め、70%以上の接種者に感染防止効果と、重症化を防ぐ効果があるとニュースになっている。

24日付けでは、イスラエルで、『2回の接種によって全ての年齢層で新型コロナウイルス感染症の発症率が94%低下し、重症化率もほぼ同じ低下率を示した』

 

ワクチンによる副作用で亡くなる人は物凄く少なく、これだけの効果がある。副作用はほとんどが軽い接種後の痛みで一日で回復している。世界的に見て日本は接種慎重論者が多い。コロナにより亡くなった人の数を想えば、私にはこの状態で、ワクチンを否定する人が多いのが信じられない思い。

しかし上越の病院で医療関係者にワクチンを接種しようとしたら接種予定者の内、接種希望者は半分しかいなかったという。率先すべき医療関係者でこのあり様。新潟はそこまで保守的なのかと残念に思う。今コロナと戦う武器はワクチンしかない。メディアは視聴率を追うばかりでなく、もっと接種による利点を説き、接種を広める責任があると思う。そして昨日今日と上越ではクラスターが発生している。

新潟市内はこのところ感染者なし。ワクチンを受ける前に罹らないように過ごしたい。

温泉に寄って帰ろう。

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ミーちゃんのこの姿にメロメロです

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ゴロゴロ

 スキー三昧 イン カリフォルニアスキー三昧 (skizanmai.com)

二月の寒波

2月に入り二度目の寒波が火曜日から3日間続いている。今回の積雪は台風並みの暴風雪が主に北海道、北陸を襲い、県内では上越がかなりの積雪。しかしここ新潟市はずっと小雪が降ったり、止んだりしているがほとんど積もっていない。それでも山間部はそこそこの雪。県内の天気予報に雪だるまが並ぶと、新雪を求めてスキーに行きたくなる。

木曜の朝、今月3度目の胎内スキー場に向かう。一日中雪の予報であったが、着くと曇りで、風も無く昨日から降った20cmほどの新雪でスキーの雪質としては最高に近い。ここのスキー場にはリフトが8基あり,そのうちの5基が今日は動いており、中級用の斜面がほとんどで60%、他は初心者用20%上級者用20%である。今期からニノックスが初心者用以外のリフト営業を止めてしまったので、ここが私のホームスキー場になっている。

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胎内スキー場の全景

標高は150mから700mというから私が滑っていたカリフォルニアのマンモススキー場より2000mくらい標高が低い。その差は歴然とあり、酸素が濃いから息が上がらない。マンモスでの酸素濃度は山頂では平地より25%近く落ちたので厳しい滑りをすると、酸素不足で呼吸が荒くなり、止まって呼吸を整えなければならなかった。高山病になる人もいた。

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風もなく思いの外いい感じ

胎内のゲレンデは向って左側に2本の1200mの中級コースがあり、ここを滑る事が多い。右側へ行くと バラエティーに富んだコースが何本かある。昭和40年代にここは近郊からのスキー客でごった返しするほどのスキー客が訪れていた事を展示されている写真パネルで知った。

ゲレンデ - 胎内スキー場 | 新潟県胎内市 (tainairesort.jp)

右側の風倉第二リフトに行くと上級者コースがあり、今日は雪が柔らかなので面白い。

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数少ない上級者コース

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今日はoff pisteが開いていて、圧縮されていない新雪が滑れた

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 上級者コースのoff pisteは結構急斜面で荒らされていたが、たまにはこんなチャレンジャブルなコースも滑りたい。      

2000円で実質4時間20分のチケット。途中でショート・ブレークを挟んで今日は4時間たっぷりと22本滑った。午後1時ごろから雪が降り出す。

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何処のスキー場も営業的には厳しい状態にある。何とかローカルのスキー場には頑張って持ちこたえて頂かないとスキーの場がなくなりスキー文化が途絶えてしまう。

今日は温泉に寄らないで帰宅。

 

オリンピック組織委員会の会長に橋本さんが選ばれた。セクハラ疑惑などがあり橋本さんは無いだろうと思っていたが、実は橋本さん、森前会長を父の様に慕う親子のような密接な関係で、森さんの押しもあったと聞いて納得。

ワクチン接種がやっと日本でも始まったが、オリンピックとなれば多くの外国選手を入国なければならない。ワクチンしかコロナウイルス克服の手段はないのに、どんどんワクチンの効きにくい変異ウイルスの出て来ている。ワクチン接種も開催迄の5か月ほどで行き渡らないのは明らかになって来ている。

この状態のコロナ禍でオリンピックを強行開催した場合の危機管理はどうするのか、全く示されていない。コロナにより国民のオリンピックへの関心も薄れ、既に幾つものアヤの付いたオリンピックを強行すれば、これから更に数々の試練、災いがあるのだろうかと思ってしまう。

という事で、またミーちゃんの写真で締めくくります。

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お気に入りのぬいぐるみ

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スキー三昧 イン カリフォルニアスキー三昧 (skizanmai.com)

緊急事態宣言

緊急事態宣言で飲食店の午後8時以降の営業を自粛するように要請している。その結果、首都圏では数少ない8時以降も営業を続けるお店に客が集まり、満員だと言う。規制破り得や、屋外にたむろしての飲酒が問題になっている。

何故、時間制限ではなく、入店人数制限をしないのか、はなはだ疑問です。時間に関係なく昼間っから狭いお店に大勢の客を入れたら密は防げない。それよりも人数をキャパの半分とかにすることで、密を防ぎ、多くの経営不振のお店へも客の分散が出来る。その方が人口密度の高い日本の現状に合った方法だと思うのだが、誰も言い出す人がいないのはなぜだろう?さらにはアメリカの様に屋外でのアルコール類の制限など次の手を打たないと第四波は防げないと思う。

スキー三昧 イン カリフォルニアスキー三昧 (skizanmai.com)

 

 

危機管理

日本のスキーシーズンは短い。残り少ないスキーシーズン、2月10日も胎内スキー場へ日帰りで出かける。昨夜まで雪が降っており、今日は午前中は雪で、午後から雨の予報。早めに出て、早めに帰る予定で9時15分に到着。着いてみたら陽が射して青空が出ている。滑り出しは快晴。冬の天気予報は当てにならず直前に何度も変わる。朝の雪は県内の雪としては良いコンデションで、気持ち良く滑り易い雪。

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雪上の幾何学模様

今日の課題は片足に正確に乗ってスムースにターンに入り、安定した弧を描く事。安定した弧を描くには体重が正しくスキーの上に乗っていなければならないなどなど。赤倉で金子さんに教わった事を思い出して練習。金子さんは先日、全日本スキー技術選手権 甲信越地区大会の審査委員長を務めたそうで、教え方がうまい。スキーの面白さはいくら上手くなってもその上にさらに目標が持て、体力が落ちても年齢相応に楽しみ方がある。

 10時過ぎから天候が崩れ、重い湿った雪が降り出した。最初から新雪を求めて天候の悪い日に来ているのだからこれは想定内。ウエアに落ちた雪はすぐに溶けて水になる。新しいウエアはまだ防水が効いていて、雪が解けた水をはじいてくれる。午後からは、雨になる事が判っているので、午前中に休みなく滑り、16本。12時にはあがる。

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コロナ禍でどのように自身の危機管理をするかが問われている。基本はマスクと手の消毒であるが、勿論、それだけでは十分ではない。日常生活は続けなければならないので、全く外出をしない訳にはいかない。気分転換のスキー、自転車、買い物、ランチ位の外食も安全な範囲内で楽しみたい。しかし、相手は姿の見えないウィルス。ここまでは安全と言う線が見えるわけではないのが怖い。

此のところ、緊急事態宣言で幾分効果が出てきているようだが、PCR検査の絶対数が少ないのでどこまで信頼性があるのかと、今後従来の株より感染力がはるかに強いとみられる異変種新型コロナの感染がどこまで拡大するのかなど、予想の付かない要素がまだ多い。

外国では一部の個人的で勝手な人の行為で感染が止まらない国がある。日本でも若者の間でコロナ慣れ、コロナ疲れ、自粛拒絶的な行為が見られる。同じウイルスでも、日本人の対応は他国と違って欲しい。『他人に迷惑をかけないと言う日本の思いやりの国民性で感染を低く抑え込めることを世界に示して欲しい』

 

スキーの帰りに温泉に寄っているが、今の処、温泉、入浴施設での感染例は少なく、罹ったとすれば脱衣所や、ロッカーなどと言われているが、もっと具体的に、どういう状況で感染したと思われるのかの感染者視線の情報が欲しい。マスク、消毒に続く感染防止策は換気の必要性を訴える学者が多い。しかし、冬は特に換気は寒さに直結するので難しい。私の寄る温泉も換気に問題がある。地元民の為の公共温泉施設なので胎内市で感染者が増えたら考えなければならない。

 

 スキーにもいろんな危険がある。命に係わる雪崩、ホワイトアウトによる遭難、コースアウト、人や立木との衝突から、単純な転倒でも大怪我をする事も。しかし、私にとっては、長い経験からスキーでの事故は想定、回避できる事が少なくなく、恐らく、他の危険スポーツの、登山、スキューバーダイビング、海上スポーツなどより明らかにスキーではこの一線を越えると危ない、と言う境目が、ある程度判ると思っている。

雪の状態を読み、天候を読み、回りの状況を読むことで私にとり少なくとも他のスポーツよりスキーは経験により危険を察知できると思う。しかし、アメリカ、ユタ州のスキー場で見た実際に雪崩で犠牲者の出たと言う場所はどうという事の無い緩斜面だったりするので慢心してはならない。 

 

以下は私見です。読み流してください。

オリンピック組織委員会会長の森さんが辞任する意向を示し、後任に元日本サッカー協会会長の川渕さんを指名したことに対して、橋本聖子五輪担当相が「まだ、何も決まっていない。後任会長は正式な手続きを経て選考する」よう求めたと、水を差した。もっともな話ではあろうが、ここは五輪の開催、延期、中止にかかわらず、国としてのまとまりを世界に示して欲しかった。

東京オリンピックは開催地決定いらい、オリンピックエンブレムのデザインでもめ、国立競技場の設計でもめ、コロナ禍でもめ、あらゆるネガティブな問題が怒涛の様に襲ってきた。関係者は最善の努力をするしかないが、このままでは潰されてしまう。昔から『二度ある事は三度ある』とか「アヤが付く」「ケチが付く」と言う。一度アヤの付いたものには続けて何度も問題が発生する。

私はアメリカでロジステックの仕事に従事し数々のプラントプロジェクトカーゴ等を現場あるいは港に届けるまでを日常的に総括する仕事の中枢 に居た。そして、一度アヤのついたカーゴには滅多に起こらないような問題が次々と続けて起こるのを実体験してきた。やがてもめそうなカーゴはかなりの確率で勘で判るようになった。

一度問題の起きた物件には次々と災いが起こる。それを防ぐために徹底して問題の起きる可能性のある芽を摘んで被害を最小限にするべく努力した。それでも運悪く二度目が起きると3度目、4度目と問題が起こった。問題が起きた時、頼れるのは経験値。まずは現状把握。情報を集め、何をしなければならないかを考える。あらゆる人脈、組織の助けを借りて、それを優先順位を付けて実行していくことでリカバーしていく。

オリンピックはずっと、このアヤの付いた状態から抜け出せずにいる。オリンピックを成功させるために必要なのはコロナに対抗できる組織を造り実行していくことで、森さんを辞めさせることは無償で尽力してくれた8年間の人脈と経験値を捨てることになる。元々森さんを辞めさせるのは男女平等の精神からは正解かもしれないが、オリンピック開催の為の優先事項ではなかった。オリンピックファーストの危機管理としてのベストのチョイスは川淵さんに会長になってもらい、森さんに相談役で残ってもらう事だったと思う。開催を目指すならそうなるべきだったが、安倍さんが辞め、森さん、川淵さんが辞め、もう旗振り役がいなくなってしまった。後先考えずに無責任に事をあおるだけあおって荒立てたマスコミ、野党、一部の与党の責任は大きいが、メディアを相手に誰も反対意見を言える流れは無い。

もともと性別、人種、年齢差別に反対してきたのは多文化多民族国家アメリカです。現在アメリカでは表向き性別、人種、年齢を求人欄に載せてはならない。その結果、希望する人を雇用者は求人できないことになり、希望にそぐわない人を何人も面接しなければならなくなり、かえっ不平等が生まれる。女性を雇わなければならないとなったら、それは男性に対する逆差別です。その抜け道としてエージェントを使う。エージェントには希望する求人の性別、年齢をいう事が出来、エージェントでスクリーニングして、条件に合う人だけを面接に送ってくれる。そのエージェント役を森さんが表立ってやってしまったのはまずかった。

 

森さんが後任として推薦した川淵さんを政府が会長推薦を見送り、先ほど川淵さんは会長就任要請があっても受託しない意向を表明してしまったようだ。どうやら菅総理が『もっと若い人で、女性は居ないか?」とちょっかいを出したそうだ。ここまで見てきたところ菅さんは危機管理の出来ない人の筆頭です。川淵さんは日本のサッカーブームを作った人で数少ない適任者であったと思う。オリンピックまで半年ない今更、完全な貧乏くじに成り下がった後任を引き受ける人は誰がいると言うのか?

なんでも反対して辞めさせれば済む問題ではない。その後を考えずに、もう時間が無いのに女性が良いと言っている人は橋本聖子さんを考えているようだが、コロナ対策と並行して進めなければならないので橋本さんの調整能力では役不足で適任者ではないと思う。重要ポストは男女の問題ではなく適材適所の能力で決めるべきです。川淵さんがダメならもう代わりの適任者は思い当たらない。ネガティブな流れを変える最後のチャンスを国ぐるみで日本は潰してしまった。

This is it! ここからポジティブにもっていくのはもう手遅れだと思います。

残念ながら、東京オリンピックはもう中止しか無いでしょう。ネガティブな発信を続ける東京オリンピックは開催される事なく、次の会長は閉会の手続きをする事になるでしょう。今回の人事によりオリンピックファーストではなくなった。危機管理の出来ないまま無理に開催を進めたら更に大きな災いが起こる。このままではおそらく、これまで開催に尽力してきたアスリート、組織の人たちの努力は無駄になる。振り回されたアスリートの嘆きは例えようがない。悲しい結果であるが、危機管理に失敗し、もう打つ手はないのが現実でしょう。

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生後4か月、最近顔つきがすっかり大人っぽくなりつつあるミーちゃん

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水を飲むミーちゃん

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テレビを観るミーちゃん

 スキー三昧 イン カリフォルニアスキー三昧 (skizanmai.com)

 

立春の雪

 早いものでもう2月である。2月2日の節分は、季節の変わり目の日。節分が2月2日になるのは124年ぶりだという。天気予報では今日節分の日は、午後から急激に冷え込み寒波となり雨が雪に変わると言う。前回の妙高でのスキーで新雪の楽しさを久しぶりに味わい、雪の降るこの機会に胎内スキー場へ滑りに行くことに。

 

私が行く日帰りのローカルスキー場は5か所あったが、そのうちの『わかぶな高原スキー場』は昨年の小雪から2シーズン続けて閉鎖されていたが、ついにコロナの影響もあり経営不振で、再建のメドが立たず倒産してしまった。『村上市ぶどうスキー場』も今期は営業休止。残りは『胎内スキー場』と『三川温泉スキー場』、そして新発田市の『ニノックス』であるが、ニノックスは初心者コースの2リフトだけ開けての規模縮小。新潟市近郊に限らず、このままでは来シーズンも営業出来なく成るスキー場が多数出てスキー産業は壊滅的ダメージを受ける。何処も生き残りをかけた厳しい状況が続いている。

 

朝、7時半にスキーを積んで出かけようとしたが、かなりの雨が降っていて、気温は7.5度、「えぇ~~!」と気温の高さに驚き、天気予報を見直せば雨が雪に変わるのは12時頃から。早く着いても、これでは駐車場でスタンバイをする事になる。思い直して、一度家に戻り、12時頃に着く様に時間調整。午前中に銀行に行って、ファミマに寄って用を足して、10時半に改めて小雨の中を胎内スキー場へ向かう。

 

胎内スキー場はこの辺では一番施設も充実してコースもいろいろあるお気に入りのスキー場。潰れないよう少しでも応援するには利用してあげるしかない。

ゲレンデ - 胎内スキー場 | 新潟県胎内市 (tainairesort.jp)

 

家から1時間15分でスキー場に着く。まだ雨がやっとみぞれになった処。車の中でおにぎりを食べて、12時半から滑り出す。実質4時間20分のチケットがシニア2000円である。そもそも日本のスキーチケットはアメリカと比べると目茶安い。私が通っていたマンモススキー場は今季、一日券が約2万円である。間違いではない、一日券が189ドルで、週末は一日209ドルである。

 

2000円を払って2時間たっぷり休みなく滑る。4時間滑れるチケットであるが、一本、長さ約1200m、斜度21度のコースを12本滑ると十分で、2時間であがった。滑り始めると雪が激しく降ってきて、見る間に積もって行く。5~10cmの新雪の下は朝まで雨だったので柔らかく、ガリガリしていなくて滑り易い。降りたての雪は結晶がおおきく完全なパウダーではないが、軽いパウダーに近い状態。視界は30~50mくらいで決して良くはないが、十分見えるので、新雪を堪能することが出来た。

 

平日なので、一般スキーヤーは20人くらいと少なく、自衛隊さんが50名ほどと、新潟市内の学校からの課外授業の高校生が50名ほどいたであろうか?

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先日の金子さんのレッスンを思い出しながら滑る。そして、雲のような新雪の上を自由滑降。空いているのでリフトラインは無く、雪質は良い。悪天候の中を滑りに来た甲斐があった。

 

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今日から新しいスキーウエア

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視界が悪いが私の滑った跡が見えるだろうか?

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僅か2時間後には駐車場は様変わり

スキーに行ったら帰りは温泉に寄るのがいつものパターンであるが、今日は午後から滑りだしたので、一応入浴の用意はしてきたが、スキー場から一番近いパークホテルの日帰り温泉は800円でスキーチケットで100円引き、どうしようかと思ったが、帰り道に公共施設でクアハウス胎内が520円で、スキーチケットで170円引きの350円で入れるのを知りゆる事に。窓からの雪景色を見ながら温泉に浸かって帰った。10時半に出たのに、いつも通りの温泉付きのフルコース。

帰宅して豆まき。鬼は外、コロナ外、福は内!

 

緊急事態宣言から一か月になろうとしている。新潟県は宣言区域外であるが、首都圏からの人の動きに伴う感染が減り確実に効果があると思う。私は常にマイ消毒液と真鍮製の抗菌ドアオープナーを持ち歩き、街中で消毒液のあるところでは必ず使う様にしている。経路不明の感染がある限り、自分がどんなに気を付けても感染の危険性はある。

若い人でも回復後の後遺症に苦しむ人が多数いると言う、絶対に罹らない、うつさないという想いを新たに、出来るだけの防御を実践して、ワクチンの接種を待つしか今は方法が無い。

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真鍮製のドアオープナー、外出中に用途は多様にある

2月3日の立春の日を挟んで、暴風雪になるという4日に、降りたての良い雪を求め、また胎内スキー場に向かう。前日にスキー行きを決め、濃厚接触無しでスキーが出来るのは雪国に住むスキーヤーの特典でしょうか。今の時期、滑りたくても滑れないスキーヤーが大勢いる事は承知しているので、申し訳ない気持ちもあるが、コロナ禍で動けないスキーヤーもThink Snow! 私もそうだが、滑れない時にも雪を想うとスキーヤーは幸せな気持ちになれる。そんなスキーヤー達を雪とスキーの便りで励ましたい。 

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胎内への1時間少しの道中は予報に反して曇っているが降ってはいない。高速を下りると新潟市内と比べると積雪量は格段の違い、道路沿いの雪は2日前よりかなり増えている。9時15分に到着して動き出す前のリフトラインに並ぶ。今日は先日よりスキー客が多い。自衛隊員が150人ほどと、地元のスキーヤー、学生が目立つ。普段あまり自衛隊の存在を感じる事は無いが、新潟県には高田と新発田に陸上自衛隊の駐屯地があるので、子供のころからスキー場で雪中訓練をする自衛官に遭遇することはよくあった。天災、人災で、必要とされた時、彼らは人々を守るために出動してくれる最後の砦である。

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自衛官の人たち

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10時半までは視界が良かったが、それからは本格的に降ってきた。一時はかなりの暴風雪で、いきなりの雷が轟く。山頂は風が強く視界不良なれど、斜面はそれほどでもない。見る間に雪が積もって行く。湿った雪だが、降りたてのスキーには良い雪だ。地元のスキーヤーはこういう日の方が良い雪に当たるのを良く知っている。私もその為に敢えて雪の予報の日に滑りに来た。

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天候は悪いが、新雪の斜面に跡をつける、気持ち良くスキーを楽しむ。途中で短いブレークを挟み、3時間の充実したスキー。時間的にはこれで充分である。帰りにまたクアハウス胎内で温泉に入って温まり、ピア万代島鮮魚センターで魚介類を買って帰宅。

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新雪にジュプール

立春を過ぎると、もう季節は春に向かう。

癒しのミーちゃんの写真を送ります。

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スキー三昧 イン カリフォルニアスキー三昧 (skizanmai.com)

 

コロナ禍でスキー

年が明けて、全国で新型コロナウイルスの感染が爆発的に増え、医療、経済は崩壊しつつあり、油断ならない状況になって来ている。それでも今の処、新潟県内の上越、下越では他県に比べて感染経路不明のケースは少なく抑えられている。スキー仲間の居る赤倉観光スキー場は例年ならオーストラリアからのスキー客で混雑しているはずが、海外からの客は無く、GoToキャンペーンの中止で国内からの客も少なく、今年はガラガラで苦戦していると言う。

 

地元の友人からも情報を貰い、コロナ禍での感染の可能性を極力減らして、スキーに行くなら、人の行かない今の内にと、赤倉への今季最初で最後になるかも知れない2泊3日のスキー遠征を計画した。参加可能な同窓生の仲間にも声をかけ、最初に予定した1月12、13日は高速道路が閉鎖される大雪となり直前に延期。除雪作業の進んだ一週間後の19、20日に改めて予定する。それでも日曜から降り始めた雪が道路に薄く積もって19日には強風豪雪注意報がでていた。9時半ごろに出ると午前中の下越の高速は凍結していて、走行にはかなりの注意が必要。

 

そして上越ICまで行くと、上越から中郷迄、高速は雪の為通行止めになっていた。指示に従い高速をおりて、バイパスの18号線を使って12時半に赤観の駐車場に到着。駐車場でI君と会い、上でH夫妻と会って金子プロのレッスンに合流。雪は降っているが予報されていたほどの強風も無く、降りたての新雪を3時半まで楽しむ。やはり良い雪に巡り合うには嵐が来なければならない。天候の悪い今日はスキーヤーも少なく、ゲレンデはガラガラで独占状態の贅沢なスキー。

 

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3時半にあがって金甚にチェクイン。泊りで2泊するのは私とH夫妻の3人だけ。明日は日帰りの仲間が3名来てくれる。私は一人部屋使用。苗場、白馬などのスキー場では他県からのスキー客、従業員のコロナ感染により一時休業や、時間制限などをしている。何処のスキー場でも油断は出来ない。私はまず部屋に入ったらドアノブ、水道蛇口、リモコン、トイレなどを一通り自分で再アルコール消毒する。温泉に入った後、窓を少し開け、換気を良くした部屋にH夫妻に来てもらい十分すぎるソーシャルディスタンスをとって乾杯。最近、私が気に入っていて持って来たコンコードワインも飲んでもらう。濃厚な葡萄の味わいのあるワインでつい最近まで知らなかったワイン。夕食は広い食堂に数人しかいない。食後もしっかりと消化器系を内側からもアルコール消毒。外は雪が降り続いているが、明日は晴れる予報。

 

20日は夜の間に30cmほどの積雪。低温だが雪はあがり、雪質も天候も最高のスキー日和のよう。雪をかぶった車を掘り出しゲレンデに向かう。

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昨日の積雪で青空をバックに雪が薄く樹林に張り付いて軽い樹氷状態で、久しぶりに見る素晴らしい雪景色。地元の人は先週の大雪で雪を目の敵にしたくなる長い除雪の戦いだったが、同じ雪でも、今日はスキーヤーにとってはフレンドリーな雪に見える。

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10時にはI君、KK君、Y君が日帰りで参加、今日も午前、午後と定宿金甚のオーナーである元全日本デモンストレーター金子裕之プロのレッスンを受ける。金子さんのレッスンは毎回新鮮なテーマを与えてくれて興味深く挑戦する楽しさがある。今回は正確にテールに体重を乗せる事によりスキー板を滑らせ自然に廻す技術の習得。超緩斜面での体重の掛け方だけでスキーを走らせ左右への切り替えをする練習。外足が谷に向いた時、伸び上がらないでテールのエッジを立てて体重をかけると緩斜面でもスキーが走る。そして中斜面での谷足テールに乗っての大回りパラレル。

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私へのアドバイスは膝をつま先より前に出さない事、身体を起こして腰の位置を同じに、高く保ったまま、外足のテールに体重を乗せてターンに入る事。

SKIMAGAZIN.JP フランス/日本 二元LIVE配信 - 渡辺一樹オフィシャルサイト (cyber-ski.com)

スキーの滑り方は毎年変わる。金子さんはヨーロッパの最新テクニックをいち早く取り入れ、自分なりにこなして一般スキーヤーの我々に伝えてくれる。

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金子さんのレッスン

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安全の為4人乗りのリフトは二人乗りで使用し、レストランではワンテーブルに二人掛けで、密を避け、並んで座る。私は何処でも手の消毒液を見たら使う様にしている。そして抗菌性のある真鍮製のドアオープナーを持ち歩いている。高齢者は重篤化する可能性が高く、後遺症も残り易い。何処まで注意してもこれで充分という事はない。

午後からのレッスンは腰の位置を変えず、谷足に踏み込んでテールを押し付けて回し込む教えを受ける。骨盤を高い位置に保つことで急な状況にも対処できる。更に小回りのターンへ。今はカービングスキーでもテールを滑らせて回転していいと言う。

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目の前でリフト小屋の屋根に積もっていた雪が一気に滑り落ちる。屋根の雪庇の崩壊は、、真下にいて埋まったら窒息死することにもなる雪国では身近にある危険。

地元のKK君が帰りがけに差し入れてくれた限定2000本、熊本産米焼酎古酒を食後に金子さんと憩部屋モンブランで頂く。まろやかに琥珀色に熟成された焼酎らしからぬ、味わいのあるお酒。今日も内臓からアルコール消毒。

 

3日目、シーズンパスを持たない私は午後1時まで滑れる半日券を買って9時半ごろから滑り始める。雲一つない快晴で朝の内は雪質も良い。地元のI君は今日も参加。彼は仲間の中では2番目に近い所に住んでいるが、去年の11月に火事で家を全焼している。仲間からの励ましにスキーを再開し、一番回数滑っているのかと思う。気が落ち込む時こそ大好きなスキーで気分転換出来、スキーを続けていて良かったと思えるのは彼だけではないと思う。仲間が一緒に滑ってくれるのが嬉しい。

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赤倉観光ホテル

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1時に駐車場を出て帰り道にI君と、K君の経営する関山の「シロキヤ」に寄り、駐車場で小型雪上車の上に置かれたコーヒーをいただく。ここから見る妙高は最高に美しい。いつもなら行き帰りに寄る高田の実家は素通りして、帰りは2時間半で帰宅。

 

再び給付金の再支給の可能性が言われているが、貰ってもGoToトラベルに行った人、猫を買った人、もっと必要とする人に優しい有効な税金の使い方があるように思う。飲食店の午後8時までの営業制限、時間制限をしても密状態では意味がない。それよりも人数制限をして、人気店以外にも客が平均して流れるようにした方が感染機会が少なくて経済効果は高い。飲食店への一律一日6万円は平等ではない。今までの売上高とお店の規模により給付金も変えるべき。素人でもわかる政策の一貫性の無さにいら立つ日々。

 

ミーちゃんは大分大きくなって、一人にされるのが嫌で、出かけようとすると脚に両手を回して抱き着いて置いてかないでと訴える姿は堪らない可愛さ。癒しの猫と、癒しのスキー、これ以上感染が広がらない事を祈る。

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もう赤ちゃん猫でない立派な子猫

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 でも甘えん坊

街中でスキー

早朝からの雪明り。年が明けて7,8,9日と大雪に見舞われている新潟県内で新潟市内はぱらぱらふわふわの積もらない雪で比較的積雪は少ない。それでも今朝まで降り続いた雪は30cmほどになっていた。ここは市内では一番雪の少ない地域なので、他の区ではもっと積もっているところもあるようだ。わずかな晴れ間に散歩をしようと外に出てみたら見事な雪景色、思い立って家に戻ってスキーを履いてのノルディックスキーに変更。

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スキーを履いて近所を一回り。すれ違う人は驚いているが、海岸方面の坂道を少し滑ってみる。斜度が足らないが登りは歩きなので軽く汗ばむ運動量。

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               雪原になった駐車場と日本海

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             坂道で滑ってみる

公園をラッセルしていたら橇遊びをしていた小さな姉妹に驚かれ、「スキーみせてください」と言ってきたのでスキーを片足外して見せてあげる。近くでスキー板を見るのは初めてのよう。いつか、この子たちもスキーヤーになってくれたらいいなと思う。

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 コロナ禍では、こんな遊び心も良いんじゃないかと思う。

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雪かき、雪下ろし頑張ってね