やっと新雪−1

クルスマスの連休にマンモスで滑って以来、雪らしい雪の降らない冬である。1976年以来の小雪の冬だそうである。1月の終わり、ついに待ちに待った雪の知らせ。マンモスに一ヶ月半ぶりくらいにまともな雪が降った。木曜に20cmほど、更に金曜にも同じくらいの積雪がある。しかし今週末はフットボールのスーパーボールの試合がある為、佐野さんはそちらの方に夢中で今週はスキー行きの予定はなかった。

そんな所にHさんから「今週末モーテル取ってるので、行きませんか?」とお誘い。一人で行くのは大変だが一緒に行く人がいればこの新雪は逃せない。佐野さんに連絡をすると、今週シャモニーのコンドは空いているそうなので、Hさんの予約していた宿はキャンセルしてもらって、シャモニーを使わせてもらう事に。

金曜の4時半からマンモスに向かう。14番に抜けるまでは何時もながらフリーウェーは滅茶苦茶混んでいた。レーククラウドあたりから雪に代わり、マンモスの街は真っ白。シャモニーへの上り坂は一度止まったら動けないであろうつるつるの凍結道路。下り坂でこの状態であれば絶対にチェーンを付けるであろうが、上り坂はまだコントロール内。
安全運転でチェーンを付けることなく、11時にシャモニーに到着。寒い、そして雪はパウダーである。

土曜の朝、歩いてキャニオンロッジに向かう。昨夜の天候が嘘のような、雲ひとつ無い、濃紺のカリフォルニア晴れである。


キャニオンロッジに向かういつもの道、すぐにスキー場の駐車場である


キャニオンロッジ

スクール・ヤードのリフトに乗り、ロ−ラーコースを滑る。軽く積もった雪は今季一番の雪質。気持よく滑るとゲレンデ横に残る軽い雪が舞い上がるほど。

5番リフトを上がると、向かいのデービスランの新雪の斜面を何人かのスキーヤーが滑り降りてくるのを、皆が見ている。まだ隠れた岩などがあるから、結構危険であろうが、やはりこの新雪に引かれて滑るスキーヤーはいるのである。


荒らされていない斜面を滑り下りるスキーヤー

5番斜面の右側にも、わずかに荒らされているが、充分楽しめる新雪が残されていた。まだ朝の元気なうちなので、そのグルームされていない斜面に入っていく。気温が低く、雪が軽いので気持よく滑られる。2本滑って、スタンプ・アレーへ移動。今週は久しぶりの降雪で、絶対混んでいると思っていたが、リフトラインは驚くほど短い。やはりスーパーボールの影響か。


ふわふわの新雪の残る5番の斜面

スタンプ、フェースの裏表と休みなく滑り、小休止。さらに昼前に何本か滑ると午前中だけで15本。


フェースの裏コース

何処を滑ってもアイシーなスポットがない良いコンデションの雪を楽しむ。今日の雪はスキーが走る。午後からはスタンプ・アレーとマンボを中心に滑る。


久しぶりのスキーで疲れた足をごまかしながら、更に滑って、今日20本目で終了。これだけ休みなく滑ると脚を酷使して、太腿が痛い。しかし心地いい疲れでもある。

ジャグジーに入ってリラックス。