原発

気になる記事があった。

政府が「2030年代の原発稼働ゼロ」を柱としたエネルギー・環境政策を打ち出し、海外での勤務を希望する原子力関連技術者が急増しているという。
その殆どが中国の企業からの引き合いで、脱原発の動きが日本の原発技術の低迷だけでなく、海外への技術流出を進めることになる。
発電は国の産業を支える大切な産業であるが、安易に世間受けを狙ったような原発稼働ゼロの政策で、国が育てた世界的に高い日本の技術が中国に盗まれようとしている。

中国には運転中の原発が15基、建設中は26基、計画中は232基あるという。やがては中国が原発の大輸出国となろう。日本の技術で中国が潤う。
35年後には石油がなくなるといわれている。日本が原発をやめても世界の流れは原発推進となろう。そうであれば世界を原発の事故から守るために日本の高い技術力を使って欲しい。

技術国として進まなければ他に日本の国力を支え続ける物はなくなる。福島での経験を原発の研究開発に活かし、止めるのでなく、古いものを新しく作り変え、世界中に安全な原発を普及させる事が日本の使命であると思う。それを忘れた日本は今後、確実に世界の主流国の位置から脱落していくのである。

しかし民主党からは選挙のための政策ばかりで、未来の日本を創る意識は全く感じられない。民主党政権は日本の国力を落とす歴史に残る大失策を繰り返し、消えて行くのであろう。目先の選挙が気になって仕方がないに民主党に、2030年のことを決めてもらいたくはない。