コロナ禍で暮らす

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。

新潟でも感染が広がっている。いずれも東京、大阪の大都会絡みでの感染だった。政府は自粛要請とGoToキャンペーンという相反する動きで国民を惑わせ、一向に決まった方針を打ち出せないというお粗末さ。コロナの感染を抑えるには今はロックダウンしかない事は誰もが疑いのないところ。しかし、経済を犠牲にしてコロナの感染を防いでも、観光業、飲食店等で生活を営んでいる人達にとっては経営がなりたたず倒産して収入が無くなるのはコロナに感染する以上に深刻な生活の破壊である。そのことを踏まえて理解してあげなければならない事であるが、罹っても死亡者が少なく、第一波の時のような危機感が緩んでいる。しかし若い人でも8割の人が陰性になっても後遺症に悩まされている。高齢者の死亡率は高い。ニューヨークのようにもっとPCR検査を誰でも無料で何度でも受けれるようにして、的を絞って感染源を潰していかなければならないと思う。

 

新型コロナウィルスに関してアメリカ、ロシアで年内のワクチンの接種が始まると言う嬉しいニュースがあった。しかし、その効果や安全性を疑問視する声も上がっている。特にロシアのワクチンは政治的な発表で効果は期待できないと言う意見であった。

例えそのワクチンが効いても、そのワクチンから出来る抗体による免疫力がどのくらいの期間有効なのか?安全性は?越えなければならない壁は高くて多い。

 

新潟市の感染状況を心配しながら過ごす最近、先日の大腸検査でポリープをとってもらい3日間の激しい運動の禁止と、1週間の禁酒を言い渡された。3日間が過ぎて、梅雨が明け、久しぶりの晴天が続く週末、サイクリングにでかける。

 

8時半に家を出て海岸に向かい、海岸沿いに信濃川の河口へ。そこから新潟みなとトンネルで河口の対岸へいく。信濃川河口の海底をくぐるトンネル。真っすぐな歩行者と自転車用のトンネルが車道と平行に通り、海底を全長1400m程走ると対岸へ出る。途中の表示は海面下350mを示しているので入り口からは下り坂であるが、後半は緩く長い登坂になる。トンネルの中は夏なのにかなり涼しい。サイクリングはコロナ禍で始めた趣味である。コロナ禍でも変わらない平和な風景が流れる。自転車でなければ見えない景色と風を感じて走る。

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               新潟みなとトンネル入り口

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海底トンネルの中

ちゃんとしたサイクリング車でなく買い物カゴの付いたママチャリなので漕いでも漕いでももなかなか思うようなスピードには乗れない。それはそれで体力維持の為のライドだからスピードや距離を追わなくてもいいのかと思っている。それでも31.4度の気温の中でのライドは結構きついが、走りだすと欲が出て遠いルートをとってしまう。

 

トンネルを抜けて対岸の川沿いを遡り、北海道新日本フェリーターミナル、佐渡汽船ターミナルを見て万代橋を過ぎる。信濃川の東岸のやすらぎ提を走り、県庁舎を過ぎ、関屋分水路から再び日本海へ出る。関屋浜海水浴場で一休み。週末の為、家族連れが多いが、若者の集団が密で飲み会をしていたのは気になった。今は室外のこういう場にしか集まれる場所がないのか。

 

f:id:skizanmai:20200802092846j:plain                 万代橋

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          久しぶりの晴天で暑い日差し

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               やすらぎ提

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海を見ながら北上して帰宅。2時間で20キロの走行であった。

 

世界中がコロナ対応に精いっぱいの時に、中国政府が日本政府に対し、尖閣諸島周辺への多数の漁船による領海侵入を予告してきた。中国は近年周旋諸国のインド、フイリピン、ベトナム、ブータンで一斉に軍事的覇権拡大を進め領土拡大を計っている。そしていよいよこのコロナ禍のどさくさに尖閣諸国略奪の行動を始めるつもりのようである。

 

軍事力でコロナ後の世界覇権を目指す中国は世界の警察的な役割をしてきたアメリカとは違う共産党独裁体制の優位性を訴える危険な勢力である。それに気づいた世界中の国が脱中国で経済的に中国を孤立させる流れになって来ている。これ以上住みにくい世界にしてはならない、中国の覇権に団結して対抗して次の世代の為にも、中国が世界の覇者となる事を阻止しなければならないと思う。しかし無力な個人には中国製の製品を買わない事くらいしか出来ない現実がある。

 

東海地震、関東地震、富士山爆発など、これ以上の大きな天災が起きない事を強く願う。