小坊主の恩返し

いつも行くスポーツ・ジムに通う途中、お寺の境内を通る近道がある。そこに可愛い小坊主の銅像が有り、時たま頭に積もった雪を落としてあげている。
先日、その前を通ると、足元に10円玉が添えられていた。「10円玉、貰ったんだね?」と、話しかけて50m程、歩くと私の足元の路上に10円玉を見つけた。これは雪を掃ってあげる私への小坊主からのお礼か?
後で、「これはあなたが貰っておきなさい」と、小坊主の足元に10円玉をお供えしてあげた。
今、小坊主の足元には2枚の10円玉が添えられている。

さて、日本では1月、2月がスキーシーズンの真っ最中である。
新潟県の山岳部では今年は大雪と言われているが、私の住む海に近い地域は、そんなに積もらないし、一般的に新潟の平野部に降る湿った雪は、積もってもすぐに溶けて、残った雪は夜間にはすぐに凍る。早朝の凍結した道路ではスタッドレス・タイヤは必需品である事が分った。

カリフォルニア・マンモスではスタッドレスタイヤはほとんど見なかった。ノーマルタイヤで、時にはチェーンを着けずに雪の中を走った。新雪で雪がドライならゆっくり走ればノーマル・タイヤでも幾分グリップが効いた。日本の雪国ではスタッドレスはMUSTで、今私が乗っている車は4輪駆動で評判の良いスタッドレスを履いているので、安心感は高い。

新潟市から1時間半くらいで行ける処に5か所のスキー場がある、2月になって、天候の回復を待ち、10日に三川温泉スキー場、16日に胎内スキー場へ。胎内は、この近辺で一番大きく、結構いろんなコースがある。

そして今日22日。昨夜、高校の同級生O君との飲み会でスキーは行かないつもりであったが、朝起きたら天候がいいので、急に思い立ってニノックスに滑りに行ってきた。ここは上級者向けのコースが多い。二日酔いも無く、午前中は素晴らしい快晴で、ゲレンデの端に20cm程の新雪もあり、気持ち良く滑れた。

新潟市にスキー友達の居ない私は、新潟でも佐野さんのような気の合うスキー友達が居たらいいなと、思っていたが、何処のスキー場にいっても、私の様に一人で来ている年配のスキーヤーが必ずいる。佐野さんのカバーは出来なくとも、すでに、3人ほどスキー友達が出来、胎内ではそのうちの一人と現地で落ち合って滑った。

まだまだ、楽しくスキーを続けられるように、小坊主さんにお願いしている。