ハリウッドボール

金曜日の仕事の後、ハリウッドボールへピンク・マティーニのコンサートに行ってきた。
ハリウッドボールはハリウッドの山の中にある野外劇場である。
1万8000人収容でき、一番の特徴は、ここでは食べ物、飲み物の持ち込みが自由で開演の前にピクニックが出来る。

ワイン、ビールと食事を用意して直ぐ裏の公園の駐車場に行く。ハリウッドボールでは毎年夏のシーズン中、エルエー周辺12箇所から一人5ドルで送迎のバスが出る。車で行ってもいいが、車は駐車料金を払わなければならないし、こんにち、ガソリン代も行って帰ったら10ドルでは済まない。

何より、アルコール持ち込み可で、帰りは運転しなくていいので、当然バスでいく人が多い。

歩いてもいけるバスのりば、に行くとスキー仲間のKさんがいたのでしばらく立ち話。
バスが走りだすと、客の年齢層はなかなり高い。周りは行き慣れた人が多く、バスの中で直ぐにワインを空けて飲みだす人が多い。後ろではシャンペンを抜く、ポン!とう音がする。

ピンク・マティーニというジャズバンドの名前は、一年少し前、彼らが由紀さおりとのコラボで「1969」というCDを出してからだった。そして、今日のピンク・マティーニのコンサイトには由紀さおりがゲストとして出演するのである。

久しぶりのハリウッド・ボール、すでにピクニックエーリアでは観客たちがピクニックをして盛り上がっている。我々は席でワインを開ける。

ピンク・マティーニには女性歌手と、数人のゲスト歌手が出演していた。由紀さおりは休憩の後の後半で演歌調の「夕月」と4曲ほど歌ったが、お目当ての彼女のオリジナル、夜明けのスキャット」は無し。

他のゲスト歌手の声量があったので、目立つ場面もほとんど無く、期待はずれの出演効果であり、構成の失敗と私は感じたのでした。