疑惑の一打(パークゴルフ)

去年の9月から始めたパークゴルフなる物に最近ハマっている。これは言わば初心者、高齢者のためのゴルフと思えばいいが、老若男女を問わず普通のゴルフに近い感じで安く誰でも簡単に楽しめる。我々はだいたいは新潟北区にある「新潟北パークゴルフ場」で月に2~3回楽しんでいる。

 

パークゴルフとは? | パークゴルフについて | 公益社団法人日本パークゴルフ協会 (parkgolf.or.jp)

 

今回は毎年6月に行ってる伊藤園グループ大湯温泉ホテル湯元への温泉旅行に合わせ、パークゴルフの2泊の旅に出る。予定では初日の行きがけに国営の長岡越後丘陵公園パークゴルフ場によってから大湯温泉に行くつもりであったが雨のため、予定を変更して、初日は午後に新潟市を発って温泉へ直行となった。この温泉の旅、O君、Fさんがそろって6月生まれのため、2500円の誕生日割引が付く。更に2泊目は半額と言う格安の値段設定。朝夕の食事が付いて、それぞれがバイキング方式であるが、夕食は生ビール、地酒、カクテルなどが飲み放題のプランである。2泊でO&F両氏は12000円、私が13000円である。アメリカの友人たちに言ったら口を開けて驚かれるだろうが、これは本当に温泉付きで食べ放題飲み放題で一泊一人当たりにしたらわずか45ドル程度である。雨の中を今回は私の新車を出して、私が運転する。

 

チェクインして、まずはゆっくり温泉へ入る。その後6時半から食べ放題、飲み放題の夕食が待つ。ビュッフェスタイルの食事は肉魚ラーメンうどん蕎麦お寿司と種類が多く、食べ過ぎてしまうのでなにを食べないかの選択になってしまう。地元の八海山など日本酒も熱燗、冷で3銘柄。

 

翌朝、6時ごろO君と露天風呂に入っていると屋外スピーカーからけたたましい地震警報があり、激しい入れが予想されますので注意してくださいとのアナウンス。そう言われても、露天風呂では身を隠すものも身を守る物もない、まったくの無防備状態。以前、地震ですっぽんぽんで飛び出した観光客のニュースなどがあったことを思い出し、明日のわが身は今日のわが身か、、通常は30秒くらいで揺れ始めるので、その場で様子をみる。今か今かと待つがなかなか揺れ始めない。携帯が手元にあればすぐに震源地などを知らせてくれるが、携帯は部屋に置いてある。揺れのないまま、脱衣所に行くと、建物の中にいたFさんは地震警報があったことすら知らない。部屋に戻るとニュースが能登半島で余震があった事を伝えていた。震源地は震度5強、新潟県内の何か所かでは震度4であった。新潟県内でも地盤の悪いところといい処では震源地からの距離に関係なく震度は決まる。

 

朝食後、来た道を30分ほど戻り川口運動公園にあるパークゴルフ場へ。途中、出発した10分くらいで、マレットゴルフなるこれまた高齢者層をねらった新しいスポーツゴルフ場があり新潟北パークゴルフ場の社長に聞いていたので<視察>に訪れてみる。残念ながら閉まっていて、その草ぼうぼうのコースと、事務所のドア越しに使用するクラブとボールをみてみると、ゲートボールのそれに似ている。あとで調べたら使うクラブは共有も可能とあった。ゲートボールをしてきた客を取り込もうと生まれたゴルフのようだ。

 

川口のパークゴルフ場は去年プレーしたこのある18ホールであるがポールも立っておらず開場している気配が無い。それでも未練がましくせっかく来たのに今日はどうしようかと芝上で試し打ちなどしていると、ここの管理人と、会長さんが車で来た。「明後日の月例大会の準備で今日明日は芝刈りなどでお休みなんです」と言うので「新潟市からはるばるこのパークゴルフをしに来たので、何とか一部でもプレー出来ませんか」と。Fさんなどは新潟北パークゴルフ場の関係者のような態度。幾分ごり押しのお願いをすると、人のいい川口の方は「せっかく来ていただいたので、開けましょう」と18ホールにポールを立ててくれた。これで一人300円で存分にプレーさせていただいた。

コースは北パークに比べればひねりのないコースであるが、芝が伸びていて力いっぱい打ってもボールが転がらないのであまり距離が延びない。ところどころのコース内には雑草の野花が咲いていたりで、それはそれでいつもと違うコースと状況の変化で楽しめた。たっぷりと午後2時くらいまでプレーさせてもらい、管理人の帰ったコースからポールを回収してホテルに戻る。平野部はいい天気だったのに、山間部に入ると途中から大雨。

 

今日も、温泉と飲み放題であるが、夕食の前に、去年もここで会った六日町からのひとり客Yさんとカラオケルームに行き、往年の名曲を楽しむ、、、といっても誰も新しい曲を歌える人はいない。私は20年前に喉の手術をしてから高音の音域が出ず歌わない、代わりに久しぶりの昔取った杵柄、ダンスを披露。昔は一晩中踊れたのに一曲で息が切れる。

 

翌朝、9時前にホテルを出て、今回のメインとなる長岡の国営越後丘陵公園パークゴルフ場へ行く。ここの料金は、駐車代はFさんが年間パスを持っていて、入園料は一人210円、そしてパークゴルフのプレー代が400円とこの値段で一日中プレーしていいのだから年金生活者にも優しい料金設定となって居る。平日なのに、ここでも月例定例会の大会をしていて結構混んでいた。

我々はホールインワンを出したら、他の人が一人3000円ずつ出して祝う、その代わり夕飯は出した人が奢ることになっている。O君がネットに当たって跳ね返ってきたボールが入ってしまうと言う疑惑のホールインワンを出した。そもそも明後日の方向に飛んで行ったボールがネットに当たって大きく跳ね返って入ったのをホールインワンと認められるのかどうか?これは一打じゃなくて一打と一クッションで入ったので認めたくない。強引に押し切ったOくんにせめて夕食を奢らせたいのに今日はここ毎食の食べ放題で食欲はなく、今日は夕飯の前に帰宅解散となっている。一食の貸しである。

 

一時半までプレーして帰路につく。何度も行ってる温泉なので周囲の観光地はすでにカバーしているので、パークゴルフの旅と特化した楽しい3日間であった。

 

今週のミーちゃん。なんでも天皇陛下ご一家の飼う猫の名まえもミーちゃんだとか

 

  玄関で置いていくなとアピールするミーちゃん