シーズンパス

日曜は曇りの予報であったが、朝起きると晴れている。晴れ男である私のおかげと、今日のマンモスのスキーヤーは全員私に感謝して欲しい、などとほざきながら今日もゲレンデに向かう。昨日より寒いようで、雪面がまだガリガリである。それでも5番を滑って、フェースを抜けて、スタンピーへ下りる。ここの斜面がやはり一番安定している。マンボを滑って昨日行かなかった山頂へ。


見よこの天気予報の外れ具合

ゴンドラをおりて外に出ると、目の前にあるポールが1.5メートルほど頭を出して埋まっている。山頂はまだ5メートル近い雪が残っていることになる。何時まで滑れるかという春の問題は麓のリフト乗り場周辺の雪の量である。
コーニスの途中からの斜面が今日もレースに使われている。

山頂はまだこんなに雪がある

我々はすでに来シーズンのシーズンパスも買っているが、今季のマンモスの一般リフトチケット代は一日99ドルである。この値段はアメリカの他のスキー場から比べてもかなり高い。マンモスの創立者マッコイさんが株を売ってリタイヤしてからは、商業主義のリゾート会社、ウエストウッドが毎年値段を引き上げてスキーヤーを苦しめているの図である。

それでもシーズンパスを買えばシーズンに7日滑れば元が取っれる。
一日券を買ったら一日みっちりと滑らなければもったいないが、シーズンパスを持つ強さ、今日は朝5本滑って10時半には終わりである。

簡単な昼食を済ませてシャモニーを後にする。
そう言えば、シャモニーにはパーキングカードがある。これを車に表示しておかないと違法駐車として牽引されてしまう。そのパーキングカードが充分な数なく、何時も部屋に置いておいて使う、返すのを忘れると次の人が使えない。齊藤さんが日本に帰る前に大量に作ってくれたと聞いていた。

今回それを佐野さんに貰って、これからは私の車に置きっぱなしにできる。実物を見るまで「どうせコピーしただけだろう」とおもっていたが、さすが齊藤さん、カラーコピーで裏まで作ってあり、実物と見た目は変わらない出来栄え。
こんど偽札造りでも頼みたいくらいである。

ビショップまで降りてくると、もう若葉が萌え初めている。