春の風

先週いけなかった、サンタモニカの海岸でのサイクリングを実行することに。佐野さんの会社から女性が2名参加すると言われてましたが、直前にキャンセル、結局今回も佐野さんと二人でした。

佐野さんは、「寒いし、天気悪いんじゃない?」と心配していたが、天候予報は快晴ではないが、午前中は曇りで、午後からはほぼ晴れだそうです。

11時半、サンタモニカに向かう頃には晴れてきました。佐野さんの自転車を積み込んで、海岸のサイクリングショップによって、私の使う自転車をレンタルします。夏前のこの時期は海岸も空いているかとおもったが、結構な人出です。そういえば今週はイースターで、学校が休みなので、若い人達が多いのでしょう。

レンタルショップ


前回は南に行ったので今日は北のマリブ方面へ。海沿いのサイクリング道路が何処まで続いているか二人共知りません。サンタモニカピアの下を通って、北へと向かいます。サンタモニカのピアには人があふれています。気持よく青空が広がって来ました。

ゆっくり進む私達をロードバイクに乗った若者が追い越していく。「やっぱり、我々みたいな普段着で自転車にのってるんじゃあ、ダメみたいだね」と佐野さん。これも専門のタイツをはいて、格好から入らないとイケナイ世界のようです。


サンタモニカピアを後に北へ
どこまでも続く砂浜

でも我々は、速さを競うのではない。ゆっくりと春の風を感じなから気持よくサイクリングが出来たら良いのです。とは言い、ジョギングをする女性にまで追い越されるのはどうかと思ってしまいますが。まあーいいか。

左手には白い砂浜と、その向こうに日本にまで続く太平洋が見える。ここは地元の人より、アメリカの内陸州の人たちが海を見に来る観光地であり、ヨーロッパなど海外からも大勢の人たちが訪れる地です。


女性のジョガーにも追い越されてしまいました

ここの砂浜は広く、長く続いています。ハワイのワイキキビーチはその小さな砂浜に意外におもいましたが、この海岸線はマリブ方面から前回行ったマリナデルレーの運河まで続き、運河で一度中断されるがさらに南へと続いています。サンタモニカを拠点とする砂浜のサイクリングのコースに限れば、おそらく南北10キロくらいあるはずです。

ジョガーに抜かれ、自転車の小さな子どもに追い越され、と言うより、追い越させ、と言いましょうか、優雅に先へと進みます。並行して走るパシフィックコーストハイウエーは北はサンフランシスコ、南はサンディエゴまで続く州の一号線です。この通称PCHは何度も走ったことがありますし、海岸に降りたこともありますが、自転車で走るのはサンタモニカに住んだ事がある私も、今も住む佐野さんも初めてです。

6キロほど走った所でサイクリング道が終わりました。ここで昼食を摂ることにします。今日は二人のリュックには、もともと4人分で用意しましたから、ビール半ダース、おにぎり、卵焼き、ソーセージ炒め、あたりめ、が入っています。

まずは、芝生の上に腰掛けて乾杯。実際はアメリカでは公共の場でアルコールを堂々と飲むことは禁じられていますから、心持ちビール缶を隠すようように、でもしっかりとビールを飲み始めます。少し曇ってきましたが、そんなに寒くないし、春の風は心地いいです。


足元にも春の香り
周りにはいろんな人が見えます。ピクニックおWする人、ビーチバレー、魚釣り、そんな人達を見ながら、ゆっくり、飲んで、食べた後、ピア方面へ引き返します。もうすっかり春ですね。


サンタモニカ・ピア
佐野さんの家を出る頃には、また青空が見えて来ました。