藍ちゃん

「我が家の猫の藍ちゃんが今朝7時半、紅い小さなお迎えの乗り物に乗って逝ってしまった。一週間ほど前から急に食べる量が減り、丸まって下を向いてじっとしている時間が増えていた。3日ほど前からは食べなくなり、それでも昨日まではゆっくりと動いていたが、昨夜からは、ついに動けなくなっていた。

今朝、家内が「藍ちゃんの様子がおかしい」というので行くと、もう殆ど動いていない。 最後に脚を蹴るような仕草をして息をしている様子がなくなった。苦しむ様子もなく、何時亡くなったのか見ていても分からない静かな最後だった。

ペット葬儀屋さんへ持っていくと、「17歳半の年齢は人間で言えば119歳になるので、かなり珍しいです。きっと大切に可愛がられて、幸せな一生だったのでしょうね」と言われた。

最後の別れ際、閉じていた目が開いて僕ら夫婦を見てくれた様に見えました。

家に帰ると何時も迎えに出てくれた藍ちゃん、しばらくは帰るたびに寂しい思いがすることでしょう。

藍ちゃん、ありがとう。安らかに。