プレジデント・ディーの遠征−1

プレジデント・ディーの3連休、佐野さんとマンモスに向かう。私は2週間ぶり、佐野さんはクリスマス以来のマンモスである。1月にほとんど降らなかった雪が先週末に70cmほど今季初めてまとまった雪が降った。しかしその後の暖かさで半分は消えているようである。満月の中を北へ走る。月光に照らされた雪山が昼の様に浮かび上がる。


今日は満月の夜を行く
3連休の混雑のなか、かろうじて日付が変わる前にマンモスのシャモニーに入った。

朝、外は風が強そう。時たま日差しのさす曇り空である。8番リフトで様子をみるが、風に吹かれて硬く締まった、かなりカチカチの斜面である。しかし、ロ―ラーコースターは思ったより滑り易く雪が着いている。メインロッジの方に移動すると、どの斜面も思ったよりいい。どうも、朝一番で滑った8番のコンデションが一番悪かったようである。

佐野さんがフェースを今のうちに滑っておこうと言うのでフェースリフトに乗ると途中で突風のために停まってしまった。5分ほどで動き始めたが、これは予想外。
硬い雪質を想像していたフェースの裏側もなかなか良かった。

マッコイで休憩の後、少し風があるが、ゴンドラで山頂に向かう。コニースの斜面は下からは良さそうに見えたが、山頂にあがると外に出るのを躊躇するほどの強風が吹き荒れていた。
少し様子を見ていたが風が収まる気配はない。覚悟を決めて外に出て滑りだすと、強風で飛ばされた氷の塵が顔に当たり痛い。しかし、それは山頂部分だけで、コニースから滑り出すと、斜面に風は遮られ意外と大丈夫であった。


強風の吹き荒れる山頂

昼からはリノに向かうのでスキーは12時に切り上げる。
最後に少し瘤のあるアクトの斜面を一気に下りる。やはりこのくらいの小ぶりなコブば攻めるスキーが出来て面白い。気持ちィイ一本だった。

シャモニーに戻って軽い昼食を摂り、リノへ向かって出発。
約3時間のドライブは、風景も美しく飽きさせない。しかし、今回は物凄い強風である。砂嵐が吹き荒れ車に当たる。モノレークは風波が立ち、途中で風のためトレーラーがひっくり返っているのをみた。


強風で荒れるモノレーク


砂嵐


途中の町の風景

4時にモーテルにチェック・イン。今回は直前の予約と3連休のためカジノホテルに予約出来ず、モーテルである。ダウンタウンに行ってまずは腹ごしらえ。前回目を付けておいたベトナミアン・レストラン。なかなかの人気店で混んでいて、料理もうまかった。


リノの有名なネオンサイン

ダウンタウンのカジノを覗いた後、グランド・シエラホテルのカジノにいき、ブラックジャックで少し遊んだ後、お目当てのクラップが空いたので佐野さんと隣り合って座る。最初は佐野さんにまる乗り。その後、少し自分でもやってみる。

そんなに大きく負けること無く、結構長い時間遊べるし、飲み放題のドリンクを飲みながらの、楽しいゲームである。11時半位までやっていると、後ろのデスコの音楽が気になる。佐野さんがゲームを続けている間に、1時間ほど踊りに行く。

夜も更けた1時過ぎに夜食のピザ一とビールを買ってモーテルへ戻る。外は雨であった。山は雪が降っているはずである。
やはりたまにはこういう非日常的時間を過ごすのは癒やされて、楽しい時間である。