１０７０年代の前半、初めて海外に出た時、トルコのイスタンブールからインドまで陸路を下った仲間の一人、赤沼さんとランチを摂った。
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彼は今、アメリカのグリーンカードが抽選で当たって、ロスアンジェルスの郊外に住んでいる。
彼の住む中国人の多いサンガブリエルの中華レストランへ。
あの頃の中近東は今思えば現在の中近東の政治情勢よりはるかに平和であった。あの後イラクでは王政が倒れイスラム教の指導者が国を動かしている。さらにはアフガニスタンへソビエト連合が侵入し、イランイラク戦争が起き、平和な土地が戦乱の地となった。
若かった時の楽しかった旅行中の思い出話をしながら昼食を摂り、近いうちの再開を約束して別れてきた。
イスタンブールにて左から梅谷、僕、赤沼さん
