ゴーストタウン

マンモスから1時間ほど北にあがり、そこから山道を20キロほど走ったところに80年くらい前まで金が掘れていたBODIEという町がある。今は金が採れなくなり廃墟となり、ゴーストタウンとして州立公園の観光地となっている。

何度か行ったことのあるMSさんの案内で朝8時半にマンモスを出る。こんな山の中に金鉱を見つけた山師もすごいが、ここに最盛期には1万人もの荒くれ男が集まって暮らしていたという人間の夢を追う欲望もすごいと想います。


日本で言えば廃村です。廃村を観光地にする発想は日本にはありません。入場料一人8ドル、地図が2ドルでした。廃村で26ドルは高いです、しかし、ここまで山道を走って来て入場料が高いからとUターンする人は殆どいないでしょう。騙されたような観光客の車がどんどん入ってきます。

ほとんど掘っ立て小屋が並んだような風景ですが、学校、教会、売店、サロン、などかっては町としてのすべての機能を持っていたようです。

KSさん曰く「こんな辺鄙なところに結構な人数のレーンジャー(州立公園の管理人)がいるのはおかしい。今見ている昼間の姿は仮の姿で、観光客が帰った後、実はまだ金鉱から金がでて、それを仲間内で夜な夜な掘り出しては山分けしているのではないか」

確かにそんなロマンがあっても良さそうなゴーストタウンでした。