コロナ禍にて +エピソード 7

 +外出自粛の続く中、三条のKyowaクラッシクカー& ライフステーションに行ってきた。この博物館はプラスチックの金型を作る共和工業株式会社のオーナーが集めたクラッシクカーと明治、大正、昭和レトロの日常品を展示している収納室的な博物館だという。やはり一番関心のあるのは車である。今は予約制で、私が行った時は客は私ら夫婦だけだった。

昔、最先端の車も今はクラッシックカーの分類で、20代で乗った事のあるブルーバードSSS、いすずベレット等、懐かしい車が沢山展示され、マツダ・コスモに試乗させてくれた。

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              スーパーカブ

30年ぶりのクラッチ車、年代物のコスモはシフトがなかなか入らず、セカンドギアで発進してくださいとのこと。構内のコースを5周。60年代半ばまでのほとんどの自家用車はその頃の平均初任給の年収の5倍もしていた事実には驚きを隠せない。その後、オート三輪ミゼット、スバル360など大衆車が生産され一般国民へ普及していく。ここには他にも、昔父親が通勤に使っていたホンダスーパーカブや、子供のころ見たり使ったりした懐かしい日常品も展示されており時間のたつのを忘れて過ごせる場所である。

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生活の歴史を体験できる「KYOWA クラシックカー&ライフステーション」/三条市|新潟県観光協会公式ブログ たびきち|【公式】新潟県のおすすめ観光・旅行情報!にいがた観光ナビ (niigata-kankou.or.jp)

 

眞子様と小室さんの結婚が年内にも予定され、連日ニュースになっているが、4年間も結婚への思いが変わらずに遠距離恋愛が続いたと言うだけでも大変なこと、私は純粋に結婚を祝福して幸せになって欲しいと願うのです。世間ではすぐに『国民の税で、、』と言うが、皇室をもつ日本では、皇族方はいろんな公的機関の総裁等を務められ、自分の時間を犠牲にして公務をこなされている。真子様は一時金を辞退されるようだが、これは国家公務員が給料をもらい、退職金を受け取るのとなんら変わりはないと私は思うし、この先、病気、事故など海外で想定外の事に直面されるかもしれない、それでも眞子様には実家に帰ると言う選択肢はないのである。一時金は受け取っていいお金だと思う。

だいたいがこの『国民の税金でどうの』といちゃもんを付ける人たちはコロナ禍のストレス解消の為にSNSなどで発信しているように思えるし、その中には生活保護を受けたり、ほとんど税金を納めていない人達も含まれていると思う。外国で自分の生活基盤を安定させる事は簡単な事ではない。全てを用意してもらえる駐在員は別格で、スーツケース一つで渡米した留学生と言う立場から、渡米して3年少しでそれをやり遂げた小室さんは凄いのである。

安定した収入と生活基盤を得るまで私は6年かかったし、大体がそのくらいかかっている。小室さんの場合、まだ永住権の習得やら、医療保険、なによりも職場で自分の地位を確実なものにすることなど、クリアしていかなければならない事は多いが、異国の地でわずか3年間でその目標のため努力をしてここまでやり遂げて来たのは事実であり、誰にでもできる事ではないのである。SNSや一部メディアは重箱の隅を突っつく様に負の情報を探り集める。そんなことをして他人の幸福を邪魔する様な生き方はしたくない、私はお二人の結婚を無条件で祝福してあげたい。

 

東京での感染者が劇的に減っている。しかし、安心するのはまだ早い、ワクチン効果で無症状の検査に引っかからない人が増えているせいかもしれないし、一度油断したら、すぐに第6波がくるのは目に見えている。新潟市の感染は減ってはきたが、ここ数日は下げ止まりの様子を見せている。市内感染が一桁で安定したら、温泉なども考えようと思っている。

このウィルスは地球上から消滅することはないだろう。ワクチンが行き渡ったら次に考えられるのは治療薬や抗体ワクチンを使ったコロナと共存する社会であろうか。

参考までに先日発表になったデルタ株に対するワクチンの効果を示す数字を書いてみる。ワクチン未接種者は2回接種者より感染率が5倍、入院率が10倍、死亡率が11倍多いそうである。未接種者は治ってからも長く後遺症に悩まされる人も多い。この数字をみたらワクチンを受けない選択は考えられないのだが、世間にはいまだに頑なに受けないと言う人が居るのである。アメリカではワクチン接種、ワクチン接種証明書の提示を義務化する方向に向かっている。接種反対派は接種は個人の自由というが、感染して周りの人や、医療機関者に迷惑をかけない為にも、受けて欲しい。これもまた規制あっての自由であると私は思う。

 

エピソード 7

もう一つ、拳銃の話

Yamatoレストランで働いていた学生の時、T君と言う5歳くらい年下の男がいた。ある日、仕事の後、暗い帰り道を歩いていたら道路の反対側から黒人の男二人に呼び止められた。無視して歩くと付いてくる。「これは、まずいな」と小走りに逃げようとすると、追いかけて来る気配、と思ったら突然ピストルの音がして、お尻に衝撃が。撃たれたと思った彼はなんと『死んだふり』をした。熊じゃないんだから死んだふりはないだろうとおもうが、相手は「ああ、当たったか」と言うようなことを言って逃げていった。結果的に死んだまね作戦は成功だったのか。

幸い口径の小さな拳銃で、お尻にあたった弾は急所を避けていて、救急病院に行ったら、応急手当をしただけで、「そのままにしておきましょう」であったそうで、今でも彼の臀部には拳銃の弾が入って居るはずである。大体、口径の小さなピストルは殺傷力は小さく脅しの目的で持っているケースが多い。

その頃、彼はYamatoでも一番の若手でありながら、ちょっと愛嬌のあるが生意気なところがあり、皆からのイジられキャラだったので、数日休んだだけで仕事に戻った彼は「Tなら俺でも撃ちたくなるわ」などと変わらずイジられていた。

 

その後、20年くらいたって、Tがお店を持ったと噂に聞き、行って見たことがある。すっかりあのおもしろ生意気なキャラを封印し、いい寿司屋さんになっていた。そつのない接客が出来るようになっていたTに「あのキャラは何処で封印したの?」と聞いたら、「修行中にお世話になった大将が厳しく鍛えてくれたんですよ」と、言っていたが、あの銃弾がお灸になったのかとも思う。今もお尻に銃弾を抱えているだろうが、彼は今はどうしているだろうか。

 

喉の手術の為に2日間ほどUCLAの大学病院に入院したことがある。二人部屋に夜中に運び込まれてきたのは拳銃で撃たれたと言う黒人のギャングであった。隣で「手術代はロサンジェルス市が治安の為にかけている保険で賄える」と言うような話をしている。傷は大したことはなかったようで翌朝退院していった。アメリカはともかく入院期間が短い。盲腸くらいの手術なら日帰りであるし、手術が済んだらすぐにリハビリで追い出される。医療費が高いアメリカではなるべく医療費を低く保つため、入院は最短期間、薬も最低限必要な物しか処方しない。日本に帰って通院の度に新しい薬が増えていく。

 

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ミーちゃんも来月9日で一歳になります。