コロナワクチン接種

今日5月16日に私はファイザー製薬の一回目のコロナ接種を受けた。10日ほど前に新潟市では最初の集団接種の予約を開始したが、私はパソコンで8時半の受付前にフォームを開いて必要な情報を入力しておき、開始直後に接続できて、希望の日時に予約が可能だったので、初日を避けた16日の10時に予約が取れた。市の集団接種の予約は一か所あたり一日240人。15分ごとに10人の予約受付であった。

 

予約時間の10時5分前に会場に着くと旧市役所のロビーであった処に接種会場が築かれていて、ぜんぜん混んでいない。すぐに受付で検温して予診票の確認ブースへ送られ2分ほどの確認が行われ、予診ブースへ。医療関係者からの1分ほどの簡単な予診を受け、接種ブースへ。こちらもは4か所のブースで一人の看護師が注射をして回る。「利き腕でない方の腕に打ちます」と言われ、左手の思ったより上の方の肩に近い部分の外側へ接種。注射針は垂直に結構深く打たれるが、打ち方が上手いのかほとんど痛み無し。会場の案内と諸手続きは全体で15人ほどのボランティアの女性がしてくれていた。

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スムースに接種が済んで、私の場合は15分待機場所で過ごすように言われて、15分(人によっては30分と言われる人もいるそう)経ったら2回目の予約と書類を渡されて「気持ち悪くないですか?」と、聞かれ「何ともないです」と答えて終了。

会場に入ってから出てくるまで25分でした。接種自体は今の処 痛くも、痒くもなくインフルエンザの注射と何ら変わらないものだった。

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9府道府県で緊急事態宣言が出されているが感染力の強い変異ウイルスが広まり、急激に感染が減少に転じる要素も見当たらない。

世界のワクチン接種状況|NHK

オックスフォード大学の統計サイト「Our World in Data」の最新情報に依れば日本のワクチン接種率の世界での順位は人口当たりでは僅か1.1%で世界で36位。英国感染症専門家に「日本は従来のルールにとらわれ、柔軟でなく、準備をしてなかったように映る」と言われている。オリンピックを控えた先進国とは思えないご粗末な対応で惨敗である。なぜこんな状況になったかは製薬会社との口約束で詰めの甘かった政府のせいでワクチンの供給優先順位が低く制約を受けた事と、国内の接種体制の構築遅れである。

アメリカでは普通にドラッグストアでインフルエンザ接種を薬剤師から受けていたし、上級看護師は処方箋も書けると聞いた。日本の資格絶対主義は、このような異常事態では融通が利かず身動きが取れなくなってしまう。筋肉注射をする行為そのものは血管に注射針を入れる必要が無いのでそんなに難しい行為とは思えない。新潟市でいえば一人でかなりの人数を接種出来ていた。注射自体は簡単なトレーニングで誰でも出来るようになるし、参加してくれるボランティアは多い。

 

そもそもなぜ国産ワクチンが作れなかったかは、明らかな政府のミスリードで、ワクチン先進国ではコロナ禍の起きる以前から国が予算を付けて研究・開発を進めていた。パンデミックの危険性は専門家の間では当然起こりうる事態だったといわれていたのに、日本はワクチン製造に熱心でなかった。今のワクチンで変異株にも十分に効いているが、世界的な気候温暖化により、更なる未知のウィルスが出てくると言われている。今回のような緊急事態が発生する前に、それに備えたワクチンの開発と設備投資、人員の育成、法律の改正、水際対策等を用意しておく事が大切だと思う。何事も,事が起きてからでないと動かない政治は日本の国力をどんどん落としている。

 

ここにきて、塩野義製薬が来月からでもワクチンの治験を始め、今年中に国産ワクチンの供給が可能になると発表している。このワクチンは後発ながらなかなかの優れものでワクチンにタンパク質のコピーをする機能を付ける事で少量の量で足り、副作用が少ないと言う。

ただし、先発ワクチンが優先的に接種されている為、承認に必要な大規模な臨床試験を行うのが難しく、代替となる安全性と有効性を評価できる方法を、国や審査機関と協議しているそうだ。それが上手く行けば今年度中に供給がはじまり、来年からのワクチン不足の問題が解決する。技術国日本はやれば出来るのである。国からの滞りない速やかな承認を期待する。

 

ワクチン接種が行き渡るまではともかく、自分で身を守るしかない。スーパーコンピューター富岳によるシュミレーションでは外でもマスクしての会話でも感染する。変異株の感染力はどんどん強くなりクラスターが起き易い状態になっている。すでに1万種を超える変異ウィルスが生まれていて、感染数が多くなれば、更に違う変異株が生まれる。当然その中には今まで以上に感染力、毒性が強いウィルスもあるだろう。だから、今のインドの様にならないうちに感染を抑えなければならない。

今、唯一頼れるのがワクチンであり、今のワクチンが効かない変異株が出ても、将来的にはすぐ新ワクチンが作られて対応できると言う。ワクチンを受ける受けないはもはや個人懸案ではない。ワクチンの十分な供給と注射を出来る人が居て接種のペースが上がればこのコロナを終わらせることが出来る。ワクチンをより多くの人が受けることが、より早く社会レベルの抗体を造り、それだけ早くコロナが終息する。ワクチンはより早く大規模に実施しないと効果が半減するという。

誰も交通事故に遭うのが怖いからと言って外出を止める人はいない。コロナワクチン接種による犠牲者は交通事故に遭う確率よりはるかに少ない。中国のような強制的な私権制限国にならない為にも皆様にも是非とも率先してワクチンを受けられることをお願いしたい。

 

オリンピックは、開催まで後2か月少しとなったが、まだ中止の言葉が何処からも出てこないのはどうやら「中止」と言い出した機関が、すでに大金が動いているテレビ放映権・その他五輪スポンサーへの違約金を支払わなければならないからで、ともかく開催する事で菅首相とIOCとの間で密約が出来ていると文春が暴いている。今は海外からの観客を入れないという事で調整を図っているが、開催の為の最後の一手は「国内観客を含めての無観客オリンピック」を考えているようだ。

いろんな意味で、日本は今、大変な転換期にある。

 

ワクチン接種後、体調に変化があれば、その都度アップデートします。

夕方6時ころ: 肩を動かすと、きわめて軽い筋肉痛のようなジーンとした痛み。動かさなければ気が付かないくらい。他はいつもと変わり無し。10段階の痛さのレベルでいえばレベル1以下。

接種翌17日朝、体温 36.4度:腕を動かすと軽い打撲のような痛さ。しかし夜間は腕を下にすると痛いがしなければ違和感なく眠れた。

17日午後:体温 36.3度 朝方より痛みは減り少し肩がだるい様な感じは残るが、だいぶ良くなってきた感じ。今回の経過観察のアップデートはここまでです。

これらは筋肉注射での当たり前の痛みの範囲内のように思える。これを副作用・副反応というから事がおおきくなり、問題視されるのではとも思う。もっと悪くなる人もいるようだが、ほとんどの人は言われていた通りの軽い痛みでは?今の処、私のは容認できる注射による軽い痛みの範囲内。

2度目の接種は1回目よりきついと言われているので、またレポートします。

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