コロナ禍に思う

残念ながら菅内閣になって期待外れの政策にがっかりしているのは私だけでないでしょう。菅さんは頑固で専門家の意見をきかず、周りの限られた取り巻きの意見しか聞かないと言われている。人が動くから感染が広がる。人の動きを止めると言う単純なルールの徹底が出来ず、『勝負の3週間』に人の移動を留められず完敗でした。もっと早くから感染拡大地域の発着の人の動きを止めなければならなかったし、経済を止めたくなければ全国一斉では無く感染拡大地域をピンポイントで封じ込みを図った方が有効な税金の使い方だったと思う。

全国一斉の自粛要請でなく感染がある程度抑えられている地域では会食、ホテルの利用、飲食も制限しながらやって良かったと思う。いまホテルでの宿泊食事は広い空間を使って密を防いでおり、夜の街よりは安心。怖いのは感染地域からの人の動きによる感染元不明の感染だ。

 感染の広がっていない田舎まで営業制限を要請して給付金を支払うのは税金の無駄使い。新潟では元をたどればほとんど全て他県との接触です。そして特に首都圏が感染の源です。新潟のようなある程度抑えられている地域では首都圏からの移動を止め、密を避けて地元の人には利用してもらって良いと思う。感染拡大地域ではもっと早期に移動、会食を減らし、給付金を払い、感染が抑えられている地域では営業を続けてもらう事で有効に営業補償をして税金の無駄使いを減らせる。

夜の街も営業時間を短縮すれば感染が広がらない訳ではない。昼間から飲む人もいるし、営業時間短縮はかえって客が集中して密を招くとも思う。夜9時に閉店するより、例えば2時間と時間を区切って換気と入店人数制限で密を防ぐようにした方が感染は広がらないと思う。時間制限より入店制限で3密状態を防ぐべき。

 菅さんは「GoToトラベルをやめる事は考えていません」と、つい2日前まで言っていた、それが急に全国一斉自粛要請。それならば「考えています」と言っていた方が良かった。医療関係者がトイレも我慢して頑張っている時に、税金で県を跨ぐ旅をするというのはもう中止すべきでしょう。その分の給付金を影響を受けている業者に直接支払った方が有効な税金の使い方だと思う。

更には日本では要請でありそれを守らなくても罰則が無い、その罰則的なことも既に決めておかなければならない時。菅さんは決断力のないリーダーシップに欠ける事が3か月で暴露されてしまった。『ステーキ会食』も実際は自民党の実力者、二階さんが開いていた会食に呼び出されて急に参加したと言うのが真相(二階派議員)だそうである。残念ながらやはり菅さんはナンバー2の人なのか。ここの未曽有の危機に人材不足の日本の政界、適切な良識とリーダーシップを持った人が居ないのは日本にとって致命的である。

 今はワクチンしかコロナの終焉を期待できるものは無い。このままではオリンピックどころではない。それなのにメディアはワクチンによる副作用を強調し、ワクチン接種の有効性、必要性を知らせる情報が少なく、日本は世界でもワクチン接種に消極的な人の多い国で『ワクチンは受けたくない』と言う人が40%もいる。今の処ワクチンでの副作用は数日で回復するケースがほとんどで、亡くなった人は聞かない。接種の危険性とコロナに罹った時の危険性を比べたら接種による危険性は遥かに小さい。ワクチンがあっても接種が広がらなければ効果は限られる。もっとワクチン接種のメリットを説いて,原則、接種を義務化するべきであると思う。

 無症状の『隠れ感染者』、更には罹ったとおもっても医療機関に頼らず、隠しつづける『隠し感染者』が増えている。その上さらにイギリス政府は国内で確認された新型コロナウイルスが新たな変異種で、感染力が最大従来より70%も高い可能性があると発表。今は、医療崩壊の起こる前にもっと危機感をもってあらゆる手を打たなければならない時。政治家も一般市民も意識改革をしてこのウイルスと戦わなければ安心した生活は戻ってこない。

 

と、うちのミーちゃんは訴えている。

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