短い冬

2月半ばは一番雪の多いはずの時期である。閉まったままのスキー場が多い新潟近郊のスキー場の中で、先週からの積雪で新発田市のニノックスが開いている。来週の赤倉でのスキーの前にもう少し滑っておきたいので日帰りで滑りにいく。片道1時間半、8時20分ごろ着くと思ったより駐車場は混んでいなかった。

最近の天候は、晴れ、曇り、雨、雪とすべての天候が一日で目まぐるしく変わる。天気予報は曇り時々晴れ。到着時は薄日が射すいいコンデション。ニノックスは手前に初級者用のなだらかな斜面があり、奥の3分の2は上級者用のコースがある。昨夜も5cmの積雪があったそうで雪質は良い。

f:id:skizanmai:20200209171346j:plain

下の初級者コースは混んでいるが上は結構空いている。

f:id:skizanmai:20200209193411j:plain

f:id:skizanmai:20200209183206j:plain

リフト代はシニアで5時間3100円。アメリカと比べるとずいぶん安い、しかしシーズンが今年は短いので、滑れるうちに滑りたい。

午後からは急に冷え込み、雪が降りだした。

帰途の月岡温泉の美人の湯で温まって帰った。

 

さて、コロナウイルスによる肺炎の広がりが止まらない。このままいくと3月にはもっと身近なところでも感染がはじまりそうである。根本的な解決策はワクチンの開発しかないが、それには18か月を要すると言われている。それまでどう生き残るか、個人レベルでは外出を控え、手洗いをして身を守らなければならない。

さらに深刻なのは世界的温暖化で南極の温度が20度を記録して、すごい勢いで世界中の氷が溶けているというニュースである。地球上の氷がすべて溶けたら海面は60m上昇するという。そうなったら世界のほとんどの大都会と広大な農業地帯が失われる。それは遠い未来の話ではなく今世紀末、つまりは今の乳児が80歳になったころにはすでに海面上昇による半永久的な経済崩壊がおき、生き残るための争いが生まれると言う。そう思えば、今までの人類の歴史は短い春の時代で、この新種の疫病は来る人類の冬の時代への淘汰だとも思える。

私の世代は20年後まで心配すればいいのかもしれないが後の世代は大変である。それの為の手を打つべきは今の現役の世界のリーダー達だが、いつも反対者がいるし、対策は常に災害の後である。

スキーヤーとしての当面の心配は来年の雪の量であるが、来年も暖冬小雪の可能性があるあるし、やがて日本のスキー場はほとんどが使えなくなるのは確実なのである。

どんどん住みにくい世の中になって行く。

まずは、この新型肺炎の終了までサバイバルすることである。