AKAKAN-雪国

その後2回、ローカルのスキー場で滑り、1月23,24日と赤倉観光リゾートで高校時代の同級生達と滑る為、前日から高田の実家に泊まる。今回のスキー参加者は体調等で参加出来なくなった2名が居り、最終参加者は5名。実家はほぼ全員インフルエンザにかかっており、気を付けてはいるが、感染する可能性は高そう。

 

23日の朝、妙高に向かう。実家を出たところから妙高山が見えていて、山が近づいてくる。

f:id:skizanmai:20190123090047j:plain駐車してゴンドラ乗り場に行くとK君が居て、10時の集合地点になっているレストラン「エートル」に向かう。既に全員そろっていて、10時からホテル金甚の経営者であり元SAJ・デモの金子裕之プロのレッスンが始まる。今回のテーマは廻旋。体幹を軸に下半身を廻し込む事。

金子さんの教えは一滑りに一ポイントだけ、一つ以上の事を言われても、身体で表すのは実行不可能だから、非常に分かり易い。滑る前にテーマを言い、滑って見せて、一人ずつ滑らせてアドバイスをくれる。

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 昔は滑る時、上半身は常に斜面に対して谷側に向いていなければならないと教わったが、金子さんの教えは上半身は常に歩く時の様にスキーの進行方向へ向け、ターンは低く入って外足の膝を中側へひねり込む様にして、外足に乘ってスキーを廻し込む。ターンが終わると自然に足が伸び、次のターンへ向かう。主にパラレルターンを中心としたレッスンであるが、メンバーには指導者の資格を持つ人もいる上級者向けのレッスンである。

 

ゲレンデに有るレストラン「エートル」は今回も外国人が大多数。

午後からは同じ宿に泊まる神奈川県からの5名が合流。午前とほぼ同じレッスンを繰り返す。午前中の雪は良かったが、午後からは雪が硬く踏み付けられ幾分アイシーになる。一滑りごとに1人1人に適切なアドバイスをくださる金子さん。かなり皆、疲れてきたが、金子さんの熱い指導は4時まで続いた。

ホテル金甚に入って温泉に浸かる極上の一時。ここの温泉は加熱、加水無しの源泉かけ流しで、幾分熱めのお湯が最高。

夕飯の後、神奈川勢が撮ってくれたビデオを金子さんの解説付きで見せて頂き、改めてそれぞれが自分の滑りを反省する機会を持てた。

24日、朝起きると外は40cmの積雪。温泉に入って、朝食を摂り、まずは駐車場の自分の車を掘り出す。セダンがみなワンボックスカー状に埋まっている。車の上の雪を除けるだけだが、汗をかく。

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チェックアウトして荷物を車に載せてゲレンデへ。今日も10時から金子さんがレッスンをして下さる。全国でも有名な妙高で最高のプロのスキーヤーに指導を受けられるのは嬉しい。今朝は腕の構えとショートターンの指導を受けた。腕は懐を深く構えて脇を閉め、手首を内側へ締める感じ。ショートターンはスキーを廻し込む事を意識して。

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今日の新雪は最高。午前中でレッスンを終え金子さんと別れる。

レストラン「めいぶる」は何処の国のスキー場かと思う程の外国人の比率の高さ。

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食事の後、長めのおしゃべり時間。そして、山頂に上がり駐車場まで滑り下りて解散。

 

夕方実家に帰り、翌朝、10cm程の雪かきを手伝う。僅か10cmの積雪でも駐車場と家の前の道路の雪を除けるのは大変な重労働。昔は人が歩けるよう、踏み固めれば良かったのが今は車が通れるよう地面を出さなけれがならないので10cmとは言い大変な作業。それでも若い人のいる家は良いが、向かいの家は88歳と85歳の老夫婦。

今、私の住む新潟市はほとんど雪が積もらないし、積もってもマンション暮らしなので、基本は何も雪掻きをしなくて良い。雪国生まれの私はすっかり忘れていたが、自然の雪を相手に手を抜いたら自分の生活に結果が跳ね返ってくるから除雪の手抜きは出来ない。

防寒具を身に除雪作業を始めたらすぐに汗ばんで来た。結局、Tシャツ一枚になっての雪掻き。スキーヤーとしては雪が降るとテンションが上がっていたが、今後は慎もうと考えさせられた実家での雪掻き。

やっと雪掻きの終わった道路に無情に雪が降り続ける。f:id:skizanmai:20190125082258j:plain